2014年マドリード・オープン-錦織圭Top10への展望

錦織圭Top10なるか

「グランドスラム優勝」
「ツアーファイナルへ進出」
そして・・・
「世界のTop10へ」


日本の錦織圭選手が、普段良く口にする3つの大きな目標です。


その内の一つ、「Top10入り」については、現在一番近いところにいるのではないでしょうか。

そこで、ランキング12位まで復活して来た錦織選手が、この5月のクレーシーズンで、ランキングをどこまで上げられるのかを少し予想してみたいと思います。


■3つの固まり!

ランキング1位の「ラファエル・ナダル」から、12位の錦織選手までを見ると、大きく3つの固まりに分かれます。

○10,000pt以上
1位のラファエル・ナダル
2位のノバク・ジョコビッチ

○4,000pt~7,000pt
3位のスタニスラス・ワウリンカ
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8位のアンディ・マレー

○2,000pt代
9位のミロ・ラオニチ
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12位の錦織圭


1位と2位の2人は、今後の大会でも大崩れすることが、ほとんどないでしょう。
現在錦織選手が持っている2,000pt代からこのレベルに行くことは、まず難しいでしょう。

3位から8位までの固まりは、いずれもグランドスラムやマスターズで優勝できる力を持った選手ばかりです。

したがって、この固まりに追いつくためには、一気に2,000ptというポイントを稼げなければ、やはり難しくなります。
2,000ptとなると、グランドスラムで優勝した時に獲得できるポイントになりますので、マドリードの時点でここの枠に入ることは不可能ですね。

まぁ、今後の大会で、
「マドリード」、「ローマ」の連続優勝

もしくは「ローランギャロス」で優勝


という大偉業を成し遂げなければ、この固まりに加わることは現状難しそうです。



・・・ということは、まずTop10の仲間入りをするためには、9位のラオニチまでが射程距離内にいる
ということになるでしょう。


■それぞれの現在のランキングポイント


9位 ミロ・ラオニチ 2,580pt
10位 ジョン・アイズナー 2,555pt
11位 リシャール・ガスケ 2,545pt
12位 錦織圭 2,440pt

■それぞれの3大会の保有ポイント

マドリード ローマ ローランギャロス 合計(保有ポイント)
ミロ・ラオニチ 45 10 90 145
ジョン・アイズナー 45 10 90 145
リシャール・ガスケ 10 90 180 280
錦織圭 180 45 180 405


この現在の9位から11位までの3選手は、昨年の5月の大会は早くに敗退となっているため、保有ポイントが少ないんですね。


11位のガスケは、今年のマドリードを欠場しますので、マドリードは「0pt」となり、「マイナス10pt」になります。


※※ポイント早見表

優勝 準優勝 R4 R8 R16 R32 R64 R128
グランドスラム 2000 1200 720 360 180 90 45 10
マスターズ1000 1000 600 360 180 90 45 10(25) (10)


昨年、3回戦で「ロジャー・フェデラー」を破った錦織選手は、ベスト8(準々決勝)に到達しているため、現在マドリードでは、「180pt」を保有しています。

つまり、ベスト8に残る前に敗退してしまうと、ポイントが減ってしまいますので、マドリードでのTop10の可能性はありません。


仮に、ベスト4に残るとすれば、360pt(「R4」と「マスターズ1000」の交差する360)が入ります。
現在持っている「180pt」が「360pt」になりますので、「+180pt」になります。

ラオニチとアイズナーが早々に負けて、現状のポイントのままで終わると仮定すると・・・


錦織選手のポイントは「2,440pt+180pt」で、合計「2,620pt」。


9位 錦織圭 2,620pt
10位 ミロ・ラオニチ 2,580pt
11位 ジョン・アイズナー 2,555pt
12位 リシャール・ガスケ 2,535pt


そうですね。
ラオニチの「2,580pt」を抜いて、単独「9位」に浮上することになるのです!


くしくも、今大会で錦織選手が”初戦”、”2戦目”と勝利すると、次は9位のラオニチとの直接対決になります。
(もちろん、ラオニチが2回戦を勝利すればの話ですが・・・)


ここで、ラオニチを叩いて弾みをつけたい・・・・・


ところなのですが、実は、ラオニチのマドリードでの保有ポイントが「45pt」ということは、昨年は2回戦で敗退しているんですね。

そして、3回戦で錦織選手と当たったとしても、「3回戦に進出できた」ということは、
この時点で考えた時に、ラオニチの保有ポイントが「+45pt」になってしまうのです。


先ほどと同様に、錦織選手がベスト4まで進んだと仮定します。
そして、途中の3回戦ではラオニチを倒したとします。


9位 ミロ・ラオニチ 2,625pt
10位 錦織圭 2,620pt
11位 ジョン・アイズナー 2,555pt
12位 リシャール・ガスケ 2,535pt

となって、わずか「5pt差」で9位には届かないことになります。


さらに、この仮定の中、現在10位で保有ポイントが「45pt」のジョン・アイズナーも順当に準々決勝まで勝ち進んだとしましょう。

そうすると「180pt」を手にすることになり、「+135pt」になります。


9位 ジョン・アイズナー 2,690pt
10位 ミロ・ラオニチ 2,625pt
11位 錦織圭 2,620pt
12位 リシャール・ガスケ 2,535pt


なんと、一気にTop10へ入れなくなるわけですね(笑)


つまり、錦織選手がマドリードを終えて、Top10に入るための条件をまとめると以下の様になります。


・錦織圭が最低でもベスト4に残る(もちろんファイナリストや優勝なら尚可)
・ラオニチにはできれば初戦(2回戦)で負けてほしい
・アイズナーは3回戦までで負けてほしい

何だか”他力本願”ばっかりですが・・・(汗)


続くローマやローランギャロスでは、ラオニチやアイズナーの保有ポイントが少ないだけに、
錦織選手としては、何としても前年以上の成績を残していきたいところですね!


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