2014年全米オープン-錦織VSチリッチ—Big4の支配から抜け出せるか!

2014年全米オープン決勝前に

さぁ、いよいよ今年最後のグランドスラム、そしてその最高の舞台で試合が始まりますね~。

全米オープンで初めて決勝に進んだ選手同士による決勝戦は、なんと1997年以来17年ぶりの事になります。


1997年の全米オープン決勝は、オーストラリアの「パトリック・ラフター」とイギリスの「グレッグ・ルーゼドスキー」による、グランドスラム決勝デビューを飾った2人が対戦しています。

この時、ラフターはランキング14位、ルーゼドスキーはランキング20位。
優勝したのは、14位のラフターでした。

そして、今回の両者とも、ランキングでTop10圏外同士による戦いとなり、この1997年と非常に似ていますね。

そう・・・似ているならば、ランキングが上の選手が、優勝を手にするんですけどね(笑)


さらに、グランドスラムの4つの大会を見ても、両者ともグランドスラム決勝デビューとなったのは、
2005年のローランギャロスまで遡ります。

この大会で優勝したのが、今現在「赤土の王者」と言われている「ラファエル・ナダル」です。

この2005年のローランギャロス以降のグランドスラムは、正に

「ノバク・ジョコビッチ」
「ラファエル・ナダル」
「ロジャー・フェデラー」
「アンディ・マレー」

の「Big4」の独壇場となります。

今年のウィンブルドンまで開催された38大会で、Big4以外の選手が優勝したのはたったの2回

2009年の全米オープン—–ファン・マーティン・デル=ポトロ
2014年の全豪オープン—–スタン・ワウリンカ

今回の全米オープンで栄冠を手にするのは、Big4以外となりますから、
39大会としても、3度だけ。

改めて見ても、Big4の力が強すぎる、ということですね。


でも、2014年は、全豪オープン、全米オープンとBig4以外が優勝することになりましたから、
Big4の支配が終わりを告げることを示唆しているのかもしれません。


今回、トップシードのジョコビッチと、第2シードのフェデラーは順当に準決勝まで来ましたが、
どちらも準決勝敗退で終わり、決勝に進めませんでしたね。

これも実に珍しいことで、トップシードと第2シードのどちらも不在である決勝戦は、
1966年以来のこととなります。


そして、錦織選手、チリッチのどちらが優勝しても、グランドスラム初優勝となるわけですが、
今年は、全豪オープンでワウリンカがグランドスラム初優勝を達成しているので、
1年でグランドスラム初優勝者が2人も出た年になります。


「グランドスラム初優勝者が1年に2人以上」という記録も”Big4の支配”が始まる前の2003年まで遡ります。

ローランギャロス—-ファン・カルロス・フェレーロ
ウィンブルドン——ロジャー・フェデラー
全米オープン——–アンディ・ロディック


今年は、メジャー大会の上位にも新しい顔ぶれが続々登場してきた年となったわけですが、

2009年のデル=ポトロ、2012年のマレーに続いて、2014年の全米オープンも
「グランドスラム初優勝が全米オープン」
の選手となりますね。


最後に、今年もグランドスラムの4つの大会は、すべて優勝者が異なることになりました。

実は、2012年もグランドスラムはすべて違う選手がタイトルを獲ったのですが、
比べてみると・・・・。


■2012年のグランドスラム優勝者

全豪オープン——-ノバク・ジョコビッチ
ローランギャロス——ラファエル・ナダル
ウィンブルドン——ロジャー・フェデラー
全米オープン——アンディー・マレー

見事にBig4ですな(笑)


■2014年のグランドスラム優勝者

全豪オープン——-スタン・ワウリンカ
ローランギャロス——ラファエル・ナダル
ウィンブルドン——ノバク・ジョコビッチ
全米オープン——錦織圭/マリン・チリッチ


色々な意味で、今年の全米オープン決勝戦は、新しい時代の幕開けとも言える戦いと言えるでしょうねぇ。

もちろん、錦織選手を応援しますが、
ここまで来たら、両者ともにいい試合を見せてほしいものですね!


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