2014年全米オープン-チリッチがフェデラーを圧倒!

2014年全米オープンチリッチが決勝へ

今年のグランドスラム4大会は、新しい顔ぶれが大舞台に残って戦ってきましたが、
今年最後のグランドスラムであるこの全米オープンでも、決勝を戦うもう一人の選手は、
クロアチアの「マリン・チリッチ」が進出してきましたねぇ~。

チリッチが倒した相手は、グランドスラムを17度制覇している「ロジャー・フェデラー」。

くしくも、2ヶ月前のウィンブルドンで決勝を戦ったフェデラーと「ノバク・ジョコビッチ」が相次いで、
この全米準決勝で敗れる、ということになったわけです。


しかも、チリッチはフェデラーに対して対戦成績が「5戦全敗」


これまで、一度も勝利したことのなかった相手に、全米オープン準決勝の舞台で「6-3, 6-4, 6-4」とストレート勝利で、初のグランドスラム決勝へと進出したことになります。


「自分にとって、本当に素晴らしい日だよ。
とっても驚いている。
こういったプレーができるなんて思いも寄らなかったし、
今日はキャリアの中でも一番いいプレーが出来たと思う。」

と、自画自賛のチリッチ。

チリッチの現在のコーチである「ゴラン・イバニセビッチ」が2001年のウィンブルドンを制覇して以来となる
「クロアチア人」
としてのグランドスラム決勝の舞台に立つことになります。


そして、相手はランキング1位のジョコビッチを倒した日本の「錦織圭」選手ですね。


チリッチは、錦織選手に対しても、「2勝5敗」とあまり分がよくありません。

しかし、この全米オープンの舞台で2度の対戦がある両者は、
2010年は、錦織選手がフルセットで勝利
2012年は、チリッチが4セットで勝利

と、全くの互角の勝負を演じていました。


過去の対戦成績から見ても、さらに今年対戦した2度とも錦織選手が勝利している事もふまえると

「錦織選手が有利」

という報道が多くなるのは当然ですが、チリッチは元々22歳でTop10入りを果たした実力者ですからねぇ~。


身長の高いビッグサーバーな選手で、勢いがついているだけに、
錦織選手としては少々やっかいな相手となりそうですね。
(あっ、しまった。。。チリッチの記事だったのに錦織目線・・・(汗))


さて、この試合の開始前に降り出した雨で、少し試合時間が遅れましたね。
足下のコンディションが少し悪い中、試合が始まりました。


最初のお互いのサービスゲームは順調だったのですが、
フェデラーが試合終了後に語った、「あのブレークはきつかった・・。」

という、セットカウント「2-1」とチリッチがリードして迎えた第4ゲーム、フェデラーのサービスゲーム。

簡単に「40-0」とリードしたフェデラーが、まさかの5ポイント連取でブレークされたこの第4ゲームで、試合の流れは一気にチリッチの方に傾いたかもしれません。

結局、1stセットを28分で終えたチリッチは、このセットだけで5本のサービスエースを決め、試合を有利に運びました。


2ndセットも調子の上がらないフェデラーは、第2ゲームで早くもブレークを献上してしまいます。
このセットもファーストサーブから得点を奪われ、とうとう2セットダウンで3rdセットを迎える、という
準々決勝の「ガエル・モンフィス」戦を思い起こさせるような展開となりました。


モンフィス戦も、観客がフェデラーを後押ししましたが、この準決勝も同じようにフェデラーの復調を願うファンの声援で一杯になりましたね。


その声援に応えるかのように、3rdセットは早々にフェデラーがブレークに成功。

しかし、この試合のチリッチは、フォアハンドでもバックハンドでもキレのあるウィナーを次々と決め、セットカウント「3-3」のフェデラーのサービスゲームで、ブレークに成功。

セットカウント「5-4」、チリッチの「サービング・フォ・ザ・セット」では、最初の3本をサービスエースで決め、結局ラブゲームでこの3rdセットも取ったチリッチがストレートで、初の決勝進出となりました。


「最初のポイントから最後まで、間違いなく人生の中で最もよいテニスが出来た。
グランドスラムの準決勝で2度目となる自分のプレーで多くの事を考えてみると、それほど特別な事ではないよ。
自分がセットを取ったり、ブレークしたりした場面をよく考えてみると、
観衆は、ロジャーが復調するために声援を送っていた。
それを抑えることは簡単ではなかったが、自分のサーブが今日はポイントを稼ぐにも少し簡単に感じさせてくれるにも大いに役に立った。
完璧に戦えたよ。」

と、やはりBig4への声援は、一際大きいと感じたようですね。

いよいよ決勝で、錦織選手との戦いを控えたチリッチは、

「僕らにとって素晴らしい日になるだろう。
グランドスラムで勝利するチャンスがあるし、歴史の一部になれる。
コートではものすごく興奮するだろうね。
彼とは、何度かここで対戦してきた。
前の対戦は、とても難しいコンディションの中、極めて厳しい試合だった。」

と、前の対戦もふまえ、十分戦える自信を持って語っています。


一方、メモリアルレコードとなる「ハードコート600勝」を目前に敗れたフェデラーは、

「極めて簡単さ。
マリンが素晴らしいプレーをしていた。
自分の素晴らしい日にすることが出来なかった。
簡単に言えば正にそういうことさ。」

久々の全米オープン決勝が視野に入っていたフェデラーは、言葉少なでしたね。


いわゆるグランドスラムでは、「本当に久々の裏カード」と位置づけされた今年の全米オープン。

ただ、ここまでの錦織選手、そしてチリッチの戦い方は素晴らしかったですし、
決勝では、新たな時代を創り出す2人のプレーヤーに、期待したいですね!


↓フェデラー VS チリッチのハイライト動画


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