2014年全米オープン-久々に見せた2セットダウンからの大逆転!

2014年全米オープンフェデラー準決勝へ

長くトップ選手として君臨している「ロジャー・フェデラー」と言えども、
最初の2セットを落とした状態から残り3セットを連取するのは、そう簡単ではありません。

特に、近年「5セットマッチ」で行われる大会は、「グランドスラム」だけですし、ビッグトーナメントにおいて勢いを削がれる最初の”2セットダウン”は、
どの選手にとっても「残り3セットを勝ち取る」事については至難の業となるのです。


そして、今年の全米オープン準々決勝に登場したフェデラーは、2012年にタイトルを獲得したウィンブルドンの3回戦、「ジュリアン・ベネト―」戦以来、

キャリアでも9度目となるこの大逆転劇を演じてくれました。


4thセットでは、対戦した「ガエル・モンフィス」に2度のマッチポイントを握られながらも、
何とか粘って最終セットまで持ち込むと、4thセットまで3時間弱を戦ったにもかかわらず、最終セットはわずか「27分」でモンフィスを退け、「4-6, 3-6, 6-4, 7-5, 6-2」のフルセットで見事に準決勝進出を果たしました。


「まだ、ガエルに勝たせるわけには行かない、と思ったよ。
自分もよりよいプレーを出来ていたから。
出だしが良かったし、実際に感触も良かった。
けど2度のマッチポイントを喰らったときは、それはもう気分は最悪だったよ。」

と語ったフェデラー。

これで、全米オープンでは2011年以来の準決勝進出となりました。

「もうダメだ、と思った。
これが最後のポイントになるか、と。
冷静にプレーできるようになったら、相手の簡単なショットをミスしなくなって、
彼にそんな簡単なショットを打たせなくなった。
霧が晴れたようだったよ。
自分のサーブは良かったし、試合を維持していたら、どういうわけか事態は好転したんだ。
最終セットは良い感じだったと思った。
本当に試合が進むにつれだんだん良くなっていったし、もの凄く良い感触だった。」

と、大逆転劇を満足そうに語るフェデラーは、全米オープンで6度目のタイトル奪取も視界に入ってきた感じですね。


一方、対戦したモンフィスは、この大会4回戦まで、1セットも落とさずに準々決勝に乗り込んできていました。

そして、この試合の1stセットの立ち上がり、最初のサービスゲームで、フェデラーに2度のブレークチャンスを許してしまいます。

不安定な立ち上がりにも関わらず、最初の2セットを連取したモンフィスが、
1セットも落とさずフェデラーを倒して、準決勝に進むのでは・・
という雰囲気も会場内を覆った3rdセット。

ネットプレーを多用したフェデラーに、モンフィスは2度のブレークを奪われ、この全米オープンで初めてセットを落としてしまいます。

続く4thセット、復調してきたフェデラーにセットカウントでリードを奪われるも、ブレークバックに成功したモンフィスがセットカウント「5-4」とリードした展開で、フェデラーがミスを連発。

ゲームカウント「40-15」とモンフィスに2度のマッチポイントが訪れることになるのです。


しかし・・・・・
ここからが圧巻だったフェデラー。

このゲーム、4ポイントを連取して、セットカウント「5-5」とイーブンに戻し、観衆が総立ちとなりましたね。


最終的に、4thセットも奪ったフェデラーが、そのままの勢いでこの試合に勝利。


モンフィスにとっては、悔しい敗戦となってしまいました。

4thセットの2度のマッチポイントの事を聞かれたモンフィスは、

「自分に言い聞かせていたんだ。
‘簡潔に行こう。そうなるように彼に動いてもらおうと’。

だって、彼が集中を高めてファーストサーブを入れた後、とても速くネットに出てくることは分かっていたから。 リラックスしてフォアのリターンで決めよう、と。」


先月、フェデラーが優勝した「シンシナティ・マスターズ」でも、3セットを戦って敗戦したモンフィスは、これで対フェデラー戦「8勝2敗」と大きく成績を広げられてしまいましたね。


さて、この大逆転の流れで準決勝に臨むフェデラーは、「トマス・ベルディヒ」をストレートで破った「マリン・チリッチ」と対戦します。


「マリンとプレーするのは楽しみだよ。
彼は素晴らしい選手だ。
トロント(ロジャーズ・カップ)でもタフな戦いをしたしね。
彼を倒すのに9度のマッチポイントが必要だったし、夜遅くまで掛かって、最終セットを6-4で彼を倒した。
だから、お互い何をしたらよいかは分かっているよ。」


これで、優勝の見えてきたフェデラーが、「グランドスラム18度目」のタイトルを獲得して、
もう一方の準決勝で、「錦織圭」が「ノバク・ジョコビッチ」を倒すと、

フェデラーはツアーファイナル進出ランキングで、「1位」へと躍り出ることになりましたね。



さて、今年の全米オープンもいよいよ4強が出揃いました。


今年のウィンブルドン準決勝でも、Big4で勝ち残った「ジョコビッチ」と「フェデラー」。
そして、彼らと対戦したのは、若手期待の「ミロ・ラオニチ」と「グリゴール・ディミトロフ」。

この全米オープンの準決勝も同じく、Big4で残った「ジョコビッチ」と「フェデラー」に対峙する相手は、若手選手の「マリン・チリッチ」、そして

「錦織圭」となりました。


フェデラーが「5勝0敗」と相性のいいチリッチとどのように戦うのか・・。


いよいよラストバトルが近づいてきましたね!


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