2014年ウィンブルドン-ナダルが2年連続Top100圏外の選手に敗戦!

2014年ウィンブルドンナダルの敗戦

各シード選手が順調に勝ち進む中、今大会の第2シードが早くも4回戦で姿を消すことになってしまいました。

1ヶ月前に、前人未踏の9度目となる「ローランギャロス」を制覇した「ラファエル・ナダル」が、世界ランク144位で19歳の「ニック・キルジオス」に「7-6(5)、5-7、7-6(5)、6-3」と逆襲に会い、
ナダルにとっては、一昨年、昨年に引き続き、今大会も大番狂わせの主役を演じることになってしまいました。


「あまり普通ではないことが起きたね。
いつも通りのプレーをしたことが、悪い方には行かなかったんだと思う。
自分でも驚くようなテニスができた。
リターンでは少し苦しんだけど、何とか勝機を見つけられたよ。
サーブが本当に良かったし、本当に嬉しい。」


と語った若きオーストラリア人は、“最初から勝てると信じてプレーしていた”という強心臓ぶりを披露して、
実際に下克上を達成したわけです。


キルギオスは、予選から上がってきて今大会が初のウィンブルドンのメインドローだったわけですが、
なんと、「準々決勝」まで到達してしまいましたね。

2004年にドイツの「フローリアン・メイヤー」が、ウィンブルドンデビューで準々決勝まで進みましたが、それ以来の快挙となりました。


ただ、メイヤーの時は、Top選手の対戦は1人だけで、
2回戦で、当時ランキング3位だったアルゼンチンの「ギエルモ・コリア」という選手だけでした。


キルジオスは、2回戦でフルセットの末、第13シードの「リシャール・ガスケ」を、
そしてこの4回戦で第2シードのナダルを破っての準々決勝到達ですから、
正に強者を倒して突き進んでいる、ということになりますね。


「自分のやるべき事をやり尽くしたまでさ。そして攻撃的にプレー出来たということ。」


そう自信を持って語ったキルジオスは、1996年のローランギャロスで、「ジミー・コナーズ」が「アンドレイ・オルブスキー」に敗れて以来となる「Top100圏外がランキング1位の選手を倒す」こととなりました。


そして、ナダルにとっては、自身がティーンエージャーだった2005年の「ローランギャロス」で、当時ランキング1位だった「ロジャー・フェデラー」を倒したように、

今度は、ティーンエージャーのキルジオスにランキング1位の自身が敗れてしまうというデジャブを感じさせる敗退となってしまったのです。


「こう言ったことがこのサーフェスにはあるのさ。
サーブやどのショットもとても強力な相手だとね。
まずいプレーだった。
本当にダメなプレーばかりだった。
でもこのサーフェスではこういう試合もあるのさ。」

「2ndセットと3rdセットでは彼より良いプレーが出来ていたと思う。
でもチャンスを生かすことができなかった。
ちょっとの休息の後には、彼は自分よりも良いプレーができていた。
それが、概してこのサーフェスで勝つのに必要な事であり、自分より良いプレーができていたということさ。」

と敗戦について語ったナダル。


ナダルにとっては、2006年のストックホルムでランキング690位の選手に敗れて以来となる低いランキングの選手に敗れたことになります。

そして、グランドスラム大会では、昨年のウィンブルドンで135位の選手に敗れた不名誉な記録をさらに更新し、最もランキングの低い144位の選手に敗れたことになってしまいました。


2013年—–スティーブ・ダーシス(135位)に敗退
2014年—–ニック・キルジオス(144位)に敗退


今年は順調に4回戦まで進出してきたか・・・というとそういう事でもなく、


初戦から3回戦まで、すべて1stセットを落とし、ストレート勝利は1つもなかったのですね。


特に、2回戦で戦った2年前の屈辱の相手である「ルーカス・ロソル」にも序盤から中盤以降まで押され気味の試合となっていました。


「今年、膝はここでも戦えるものだと感じていた。
よく戦えたと思うよ。
今日は満足いくプレーではなかったけど、これがスポーツさ。 どの試合も終わりまで戦えた。
このサーフェスでいくらかは良いプレーができた。
過去2年間で、できなかったことがいくつもできたよ。」

と、近年はケガとの折り合いを見ながらのプレーが多くなっていたナダルも、
ケガを気にすることなくプレーができたようですね。


小休止となる7月は前半を休息に充て、その後アメリカ大陸で始まるハードコートのビッグマッチに備えるようです。

「マヨルカのビーチで休むよ。
2,3週間したら、今シーズンの新たな重要な大会に向けて準備を始めるつもりさ。」


昨年の8月に行われたすべてのビッグマッチ(モントリオール、シンシナティ、U.Sオープン)をすべて制覇したナダル。


不遇のグラスコートに別れを告げ、今年も夏を支配するナダルの姿が見られるかどうか・・・。

ナダルの目はもうアメリカ大陸に向かっていますね!


↓ナダル VS キルジオスのハイライト動画


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