2014年ウィンブルドン-グラスコート3連敗中のナダルの船出

2014年グラスのナダル

現在、男子テニス界で世界ランキング1位に君臨している「ラファエル・ナダル」。

しかし、今年のウィンブルドンでは、第2シードでの出場となっています。

それもそのはずで、このシード順位はここ2年のグラスコートでの成績も世界ランキングと同時に反映されるからです。
(※詳しくは「2014年ウィンブルドン-ジョコビッチがトップシード!錦織圭は第10シード!」をご覧ください)

さて、ここ2年、ナダルのグラスコートでの成績は以下の様になります。

■2012年
ウィンブルドン2回戦敗退/VS ルーカス・ロソル(チェコ) 7-6(9)、4-6、4-6、6-2、4-6

■2013年
ウィンブルドン1回戦敗退/VS スティーブ・ダーシス(ベルギー) 6-7(4)、6-7(8)、4-6

■2014年
ゲリ―・ウェバー・オープン1回戦敗退/VS ダスティン・ブラウン(ドイツ) 4-6、1-6


そうですね。
つまり、ナダルはグラスコート3連敗中なんです。

ナダルにとっては、グラスコートの緒戦がまずは鬼門である、という見方ができますが
同時に、「ツアー通算700勝」という大台も見据えての戦いとなり、プレッシャーが2重にも3重にも掛かる戦いを強いられることになります。


そんなナダルの初戦の相手はというと・・・。


日本の錦織選手が、5月のマドリードで負ったケガから復帰後、ローランギャロスの初戦で戦い、
「この選手が相手じゃなければ、ケガから復帰したばかりでも勝てたかもしれない・・・」

と言わしめたスロバキアの「マーチン・クーリザン」ですね。


「初戦からクーリザンが相手だとはタフだよ。
ここ2年間で、自分は初戦、2回戦で負けている。
どのサーフェスでも初戦から始まるんだ。
ここグラスだって、よりイメージすることはできる。」

と語るナダルも、まずはクーリザンとの初戦をしっかり見据えています。


「個人的に、良くなってきていると思っている。
ここ2、3年グラスではたくさん試合が出来なかった。
けれど、もう一度良いプレーができると信じている。
勝利については話さない。
ここ何年かのグラスでのプレーよりは良いプレーができているという話以上のことはないよ。」


先月のローランギャロスで14度目のグランドスラムタイトルを獲得したナダルに対しては、
メディアも先の展望を聞きたがる傾向にあるようですが、ナダルはいつでも、まず目の前の戦いについて静かに語りますね。


ドイツ/ハレでの「ゲリ―・ウェバー・オープン」を初戦敗退で終えたナダルは、その後ウィンブルドンの準備までの時間を自宅に戻って休養に充てたようです。

「しばらくテニスの練習をしなかった。
家族や友人と付き合っていた。
友人のパーティーにも行くことが出来た。
マヨルカのビーチにも行くことが出来た。
ジムで体の調整を少し行った。
でも、そこでテニスはしなかった。
ローランギャロスで抱えた多くのストレスがあったし、背中のためにも何日か休養する必要があったからね。」

そして、ロンドンに入ったナダルは、ドローのボトムハーフに、
ロジャー・フェデラー
ミロ・ラオニチ
錦織圭

などが揃う中で、3度目のタイトル獲得を目指します。


「ハレでは、良い成績を残せないと分かっていながらも強行に参加したんだ。
でも少し練習できたことが自分にとっては良かった。
ここ(ロンドン)に到着したとき、トーナメントの始まりのような気がしなかったから。
ここ(ロンドン)に来てからは、ハードに練習してきた。
いつも以上にね。
いつもトーナメントに入る時以上に何時間も練習してきたんだ。」


メジャータイトル獲得数で、歴代単独2位となったナダル。

苦戦を強いられているグラスコートで、先月終わりに見せてくれたような輝きをもう一度披露してくれるのか・・・


2週間。
多くの重圧の中、ナダルの長い戦いが始まります!


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