2014年ローランギャロス-地元声援を背にモンフィスがマレー相手に善戦!

2014年

ローランギャロスも準決勝進出を目指す戦いに入って来たわけですが、2010年11月に対戦して以来久々の顔合わせとなった「アンディ・マレー」と「ガエル・モンフィス」の試合は、結局フルセットまでもつれた戦いとなりましたね。


“地元フランスのモンフィスが地元勢唯一残った”ということもあり、雨がぱらつく中、センターコートでの大一番となったこの試合。

最後は、第7シードのマレーが”Big4″の力を見せつけ、「6-4, 6-1, 4-6, 1-6, 6-0」の3時間を超える試合に終止符を打ちました。


「大変な試合だった。
試合中、コンディションが相当変化したね。
最初は非常に風があったのに、終わりの方はかなり無風だった。
明らかに試合の終わりの方は寒かったよ。」

と語ったマレー。

これでマレーは、キャリアで「14度目のグランドスラムの準決勝進出」となり、イギリス人選手としては最多進出回数となりました。


実は、2006年にここローランギャロスの「1回戦」で、マレーはモンフィスと対戦し、その時もフルセットの戦いを演じていました。

この時は、マレーの方がランキングは45位と28位だったモンフィスよりも下で、結果もモンフィスが勝利していました。


あれから10年近い時間が流れ、マレーは4つのグランドスラム全てで準決勝以上を経験している選手となり、ケガの多かったモンフィスはその後しばらく低迷していた時期を過ごしていましたね。


「自分にはもっと期待しているよ。
今後の戦いでもっとよくプレー出来るように自分にプレッシャーを掛けていくつもりだよ。
願わくば大会にずっと勝ち残れるといいね。」

「ラファエル・ナダル」と同じ時代を過ごす限り、ローランギャロスのタイトルは限りなく遠い物のようにも思える上に、クレーで今だ縁のないマレーにとって、何とか「あと2勝」というところまでやってきました。

マレーがクレーコートで中々タイトルを獲得できないように、実はイギリス人のテニスプレーヤーが最後にクレーでタイトルを獲得したのは、今から40年も前の1975年。

「ブスタ―・モットラム」がスペインのパルムの大会でタイトルを獲得して以来のことになります。


ちなみにローランギャロスのタイトルをイギリス人が獲得したのは、1935年の「フレッド・ペリー」以来。


フレッド・ペリー??


そうですね。
昨年2013年のウィンブルドンで、マレーが77年ぶりに地元イギリス人として優勝しましたが、
その77年前にウィンブルドンでタイトルを獲得した最後のイギリス人も「フレッド・ペリー」でした。


イギリスから中々スターとなるテニス選手が出てこなかったので、なおさらマレーに掛かる期待は大きい物がありますね。

そんなマレーも、あと2勝するとキャリアで「450勝」という区切りも達成することになるのです。



一方、地元フランスで最後まで大会に残ったモンフィスは、最初の2セットを取られたときに、
“ストレート負けかな”
と観衆にも思わせるような試合展開を見せていましたが、

一転、3rdセット、4thセットと何とか流れを引き戻しましたね。

日没寸前の5thセットは、結局試合続行となりました。

というのも、照明設備がないため、日没サスペンデッドがあり得るこのローランギャロスの会場では、
フルセットまでもつれると、翌日に順延する可能性があるのです。


すると、5thセットはまたまた一転、モンフィスはマレーから1ゲームも奪えず、
あっという間に「6-0」という形での幕切れとなってしまいました。


「5thセットの最初のゲームでは勝てそうだったけど、あっという間にやられてしまった。」
と5thセットで一気に失速したモンフィスが語った通り、最後のセットなんと24分ほどで終わってしまったんですね。

このセット、全部で6ポイントしか取れなかったモンフィス。
準決勝まで進出した2008年には届かず、準決勝まであと一歩のところで無念の敗退となってしまいました。


4thセットを終えた時点で、サスペンデッドを要求したマレーと主審が激しく口論していましたが、
マレーはおそらく流れを変えるためにも、一時中断でもいい、と思ったのかもしれないですね。

しかし、モンフィスはマレーの体力が落ちてきたことを感じていたために、試合を続行したい考えがあったのですが、
試合続行が決まってからは、逆にマレーのギアが一段上がってしまいましたね。


「2014年ローランギャロス-今年も飛んだぁ!!」
でも紹介したように、身体能力の高さを随所で見せつけるモンフィス。
テニス以外でも何でもできそうだな、と感じさせてくれる楽しい選手なだけに、
準々決勝敗退は、本当に残念です!


さぁ、
ということで、いよいよ今月2回目の「ナダル VS マレー」ですね~♪


フェレールを下して、やはり準決勝まで到達してきたナダル。
誰もが正念場を迎える中、フルセットを戦い抜いたマレーがどこまで体力を復活させられるかが、
ナダルを倒すカギとなるかもしれません!


↓マレー VS モンフィスのハイライト


roland-garros
■プレイバック動画
Top5!こんなラリーが見たかった!
特に、3位「ガエル・モンフィス」のジャンピングレシーブは凄い!!
(2013年決勝)ナダル VS フェレール
決勝戦の最中、コート内に突然の乱入者が!
普段は紛れているSPの対応が早いのにも驚いた。
(2012年決勝)ジョコビッチ VS ナダル
キャリアで唯一全仏オープンのタイトルを取れていないジョコビッチ。2012年に全仏初の決勝の舞台に立った。
wimbledon
■プレイバック動画
(2013年決勝)ジョコビッチ VS マレー
第3セットの10ゲーム目、「Serving for the championship point」を迎えたマレーに対し、この日調子の良くなかったジョコビッチが驚異の粘りを見せます!
(2012年決勝)フェデラー VS マレー
2013年のマレーの優勝は、前年の2012年のこの敗戦後のスピーチから始まった・・のかもしれません。
lindbanner
jtb