2014年バルセロナ・オープン-得意の4月に”タイトル0″となったラファエル・ナダル

バルセロナでナダル敗れる

“ナダル敗れる!!”

今年のバルセロナ・オープンは、波乱が続くなぁと思っていたら、この人までが途中でバルセロナを去ることになってしまいました。


同じスペインの「ニコラス・アルマグロ」との準々決勝。

2時間48分かかった長い試合は、今までナダルに一度も勝ったことがないアルマグロが勝利して幕を閉じました。


「これがスポーツさ。
自分にとって、全く幸せでないことは確かだよ。
でも、ここで70も連勝しようと思った事なんて一度もない。
今日は、自分が勝てなかった日だった、というだけさ。
今の状況を受け入れて、戦い続けるよ。」

と、敗戦後に語ったナダル。

なんと、ナダルがこのバルセロナで最後に黒星を喫したのは、2003年のこと。
実に11年ぶりの敗戦で、その間の連勝記録は今年のこれまでの2戦も含めて41連勝中でした。

そして、42連勝目をアルマグロが阻止した形となったのです。

4月に強いナダルは、2004年以来、一度もタイトルを取らないまま4月を終えることになりました。


ナダルとアルマグロの対戦

2ndセットの途中まで、どちらかと言えばナダルのペースで進んでいました。
1stセットを取った後の2ndセットもセットカウント3-1とナダルがリードしていたのです。

しかも、2ndセットだけで5度のブレークチャンスを掴んだナダルに対して、ブレークチャンスを一度も掴めず防戦一方のアルマグロ。
しかし、このピンチをすべて乗り切ったアルマグロは、1時間16分かけて2ndセットをタイブレークに持ち込み、ナダルから2ndセットをとうとう奪いました。

ナダルがこのバルセロナでセットを落としたのは、2008年のフェレールとの決勝戦の2ndセット以来となります。
このセットを4-6で落として以来、44セット連続でセットを奪ってきたナダルが実に6年ぶりにセットを落とした瞬間となりました。


「2ndは彼より良いプレーができていた。彼より多くのチャンスがあった。
試合をコントロールできていたけど、試合を通して多くのチャンスを失った。
彼のような良い選手とプレーすると、結局普通の事を見失うことになって、それが今回正に起こったのさ。」


3rdセットはお互いにブレークを交換しながら、最後はアルマグロが3度のブレークに成功し、「2-6、7-6(5)、6-4」でアルマグロが準決勝に進出しました。



これで、今年のナダルはモンテカルロ・マスターズ、バルセロナとヨーロッパのクレーシーズンで早くも2敗を喫しました。

実は2004年以降のナダルは、この「ヨーロッパのクレーシーズン」で、1シーズンに2試合を越える負けを経験した事がありません。

この10年程でこの季節の負け数はたった”13″だけなのです。

昨年のモンテカルロ・マスターズの決勝でジョコビッチに敗れたナダルは、その後のバルセロナ、マドリード、ローマ、ローランギャロスとヨーロッパのクレーシーズンを優勝ラッシュで終えました。


このクレーシーズンで2試合の負けを経験したのは、

■2009年
マドリード
ローランギャロス

■2011年
マドリード
ローマ

の2回だけで、後はヨーロッパのクレーシーズンを全勝かもしくは1敗だけで終えてきているのです。


今年2014年は、既に2敗。
残りのマドリード、ローマ、ローランギャロスは、ジョコビッチとのランキング1位の座を争う意味でも負けることが許されない状況となってきましたね。


これまでナダルとの10度の対戦をすべて勝つことができなかったアルマグロが、11回目にしてようやくナダルを倒したことになりました。

↓ナダル VS アルマグロのハイライト


「クレーでは、もっと安定感が必要だ。」


そう語って気持ちを切り替えたナダルが、5月からの逆襲の旅を開始することになります!


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