2014年深セン・オープン-マレーが2013年ウィンブルドン以来となる栄冠に輝く!

2014年深センオープンマレー吠える

「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」。

日本では「イギリス」と言う通称で呼ばれている国のことです。

その連合国の1つを成すのが、「スコットランド」ですね。

2014年9月にわき上がったスコットランドの連合国からの独立運動は記憶に新しいところでしょう。

「住民投票で独立賛成派が多数ならやむなし」
と、政府が投票結果によっては独立を前もって承認する、という民主主義国家イギリスならではの対応に、世界中の人々がこの住民投票の行く末を見守りました。


実は、この一国家からある州(民族)が独立する流れは、6年前に既に起きているのです。


先の「2014ブラジルサッカーワールドカップ」にある国が出場していたことをご存じでしょうか?


そう、「コソボ」という国ですね。


「ノバク・ジョコビッチ」の故郷、セルビアの自治州の一つであったコソボは、2008年にセルビアからの独立を果たします。
住民の9割以上が「アルバニア系住民」だったこの地区では、セルビアの一部であることが耐えられなかったわけですね。
(※もちろん、このコソボ独立にジョコビッチは関係ありませんが・・(汗))

欧米諸国は、コソボの独立を認めていますが、当事者であるセルビアを始め、国連安保の常任理事国であるロシアや中国は拒否に同調。


国際司法裁判所が「国際法違反に当たらない」という判決を下したので、
徐々にコソボを国家として承認する国が増えてはいるものの、この国際司法裁判所の判断は法的な力を持たず、
「国際的に一国家として認められている国ではない」

というのが現状ですね。


そして、これを前例とし、今年新たに起こった独立運動としては、ロシアとウクライナ間の「クリミア半島」があるわけです。

クリミアの独立に反対する欧米諸国に対し、 「コソボがよくて、なんでクリミアはダメなんだ?!」
とロシアは憤るわけで、この結果は住民の多くがロシア人だったことや、各国の思惑などが絡み、ロシアに編入という形で今のところ収まっています。



・・・・・えぇ~っ、コホン・・。



そのスコットランドの独立運動が起きる1年ちょっと前、イギリス全土は一人のスコットランド人が果たした快挙に酔いしれ、涙しました。


2013年の7月。
ウィンブルドン大会で、イギリスの選手として77年ぶりに優勝を獲得したその男の名は・・・

「アンディー・マレー」


スコットランド出身のマレーは、このウィンブルドンで果たした快挙でイギリスを始め、全世界のテニスファンに感動を届けたのです。


あれから1年3ヶ月。


実は、この間にマレーが獲得したツアータイトルは「0」
昨年のウィンブルドン以降のケガの影響もあり、今年はここまで一つのタイトルも獲得できていなかったのです。

そして、くしくも故郷のスコットランドが「イギリスからの独立をしない」、と決まったその2週間後。
マレーは、遠いアジアの地で、復活のツアータイトルを獲得したのです。


中国の深センで開催されている「深セン・オープン」。
その決勝で、スペインの「トミー・ロブレド」を相手に、「5-7, 7-6(9), 6-1」の逆転勝利。

2ndセットは、タイブレークで「2-6」という、「マレー負けたねぇ~」と誰もが思った所から這い上がってきました。


「今日は、明らかに信じられないほどきつい試合だった。
コンディションもプレーするには辛かったしね。
2ndセットの最後の方は、自分の方がラッキーだった。
必死に戦って、ベストを尽くしたから、おかげで良い方向へと何とか傾いてくれたね。
トミーは素晴らしいプレーを見せていた。
おそらく彼が今日の試合に勝っていてもおかしくないはずだよ。
2ndセットでは彼にチャンスがあったけど、スポーツでは時々こういうことが起きるんだ。
だから自分は終わりまで戦おうと思ったんだ。」

と語ったマレー。

これでキャリア29度目の優勝を獲得し、ツアーファイナルランキングも10位、と
「7年連続ファイナル出場の可能性」
を残したことになりました。


一方、惜しくも準優勝に終わったロブレドは、今シーズンツアー初タイトルまでもう一歩の所でしたね。

7月の「クロアチア・オープン」に続き、今シーズン2度目の準優勝となりました。

「トーナメントで2度目の決勝だけど、いつでも素晴らしい事だよ。
優勝できそうな今日のような試合で、それを手に入れる事は難しいね。
でも、アンディは良いプレーをしていた。
彼は終わりまで、良いプレーをしていたから、この結果がふさわしいと思う。
今回の試合からは学ぶことがあって良い経験になったよ。
試合を続けて、次こそは勝ちたいね。
良い1週間だったし、来週は同じようにプレー出来るように準備したい。」

と語った32歳のベテランのロブレドは、この後「チャイナ・オープン」へと参戦します。


そして、優勝したマレーも同様に、「チャイナ・オープン」へと入りますね。

「大会を通して何とか自分のプレーができて優勝もできたし、今年の終わりまでにまた優勝したいね。」

と語ったマレー。

イギリスの期待を背負ったスコットランド出身の男が、ようやく狼煙を上げたようです!!


↓マレー VS ロブレドのハイライト動画


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(2012年決勝)フェデラー VS マレー
2013年のマレーの優勝は、前年の2012年のこの敗戦後のスピーチから始まった・・のかもしれません。
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