【男子テニス】2014年も第1四半期を終えて

早いもので2014年も4月へと突入しましたね。
今年の男子テニス界も前半3ヶ月で色々なドラマが生まれました。

Big4と言われるナダル、ジョコビッチ、フェデラー、マレーの牙城が崩されることも多くなり・・・
と思えば、やはりBig4の力は強大だったり・・・
と、見ている方にとっては、ワクワクするような試合が多くて楽しめました。
一方で、最初の3ヶ月の主要な大会はあちこちと移動するので、時差が大変だったりするし・・。

なるべく、速報に近い形でお送りしたいと思っている当サイトも上手く回らないことがしばしば。

とりあえず今シーズン1月から3月までの男子テニスの展望を振り返ってみたいと思います。


■今シーズンこれまでの勝利数上位10傑

1位—–ロジャー・フェデラー(22勝4敗)
2位—–ラファエル・ナダル(21勝3敗)
3位—–トマス・ベルディヒ(20勝4敗)
3位—–マリン・チリッチ(20勝6敗)
5位—–ダビド・フェレール(19勝6敗)
5位—–ファビオ・フォグニーニ(19勝6敗)
7位—–アレクサンダー・ドルゴポロフ(18勝9敗)
8位—–錦織 圭(17勝4敗)
8位—–アンディ・マレー(17勝6敗)
10位—-ノバク・ジョコビッチ(16勝2敗)

参加している試合数の違いや、各大会で勝ち進んだ場合の試合数の多さで、一概に比較することはできませんが目安にはなるでしょう。

27試合戦っているドルゴポロフは、3ヶ月で9大会に出場し、一方18試合で終わっているジョコビッチは4大会しか出場していませんから、勝利数の比較だとこのような順位になります。


■錦織圭の快進撃

今年から「ATP250」へランクダウンしてしまった2月の「アメリカ国際インドアテニス」で大会2連覇、ツアー4勝目を勝ち取った錦織圭選手は、マイアミで行われたソニー・オープンで、この当時ランキング4位のフェレール、準々決勝でランキング5位のフェデラーを続けざまに倒しました。

グレードの低い大会でしかツアータイトルを獲得していなかった錦織選手は、マスターズのような大きな大会でもビッグプレーヤーを倒せることを証明しました。


■スイス人選手がTop5に二人も・・

1月の全豪オープンで、見事初のグランドスラムを達成したスイスの「スタニスラス・ワウリンカ」
準々決勝で前年覇者のジョコビッチ、決勝ではランキング1位のナダルを破っての優勝でした。

ワウリンカのグランドスラム制覇は、2009年の全米オープンでデル=ポトロが初のグランドスラム制覇を成し遂げてから、16大会ぶりにBig4以外によるグランドスラム制覇となりましたね。

これにより、ランキングを3位まで上げてきたワウリンカ。
そして、もう一人スイス人と言えば、「ロジャー・フェデラー」。
フェデラーもソニー・オープンが終了した時点で4位に浮上。
Top5にスイス人選手が2人いる事は初めてのことになりました。


■ケガに泣かされる・・・

アンディ・マレーは、2013年のウィンブルドンで地元イギリスの選手として77年ぶりに達成した優勝の快挙から2ヶ月あまりで、背中のケガによる治療のため、その後の大会をすべて休んでしまいました。

今年最初のカタールで復活を遂げたマレーは、全豪オープンの準々決勝でフェデラーに敗れてしまいました。
マイアミに入る前に、それまで2年も続いてきたイワン・レンドルとの師弟関係に終止符を打ちましたね。
イワン・レンドルなしにヨーロッパのクレーコートへと移っていくマレーが今後どのようなプレーを見せてくれるか、そして今シーズン最初のタイトルをどの大会で獲得するのかに期待がかかります。


ミロ・ラオニチも、足首のケガに泣かされました。
全豪オープン以降、2月いっぱい、すべての大会に出場せず治療に専念しました。
3月のマスターズ2大会はどちらも準々決勝進出を決めるまでに回復してきていますね。


そして、最後にデル=ポトロです。

ドバイ・デューティー・フリー選手権の初戦で棄権をするまでの2ヶ月間、左手首の痛みをだましながらプレーし続けてきたようですが、結局3月のマスターズはどちらも”不参加”となってしまいました。


■若い力が躍動

錦織選手(1989年/24歳)と同年代で、躍動している若い力も増えてきましたね。

まずは、この1ヶ月間で3度も対戦したグリゴール・ディミトロフ(1991年/22歳)とエルネスツ・ガルビス(1988年/25歳)です。

まずは、2月のロッテルダムでガルビスがストレートで先勝。
2月終わりのメキシコ/アカプルコでは準々決勝でフルセットの末、ディミトロフが勝利しました。
3月のインディアンウェルズでは再びガルビスが勝利。 2人の対戦成績は2勝1敗とガルビスがわずかにリードしましたが、ガルビスはマルセール(ATP250)でタイトルを、ディミトロフはアカプリコ(ATP500)でタイトルを獲得しました。

ディミトロフに至っては、全豪オープンでグランドスラム初の準々決勝に進み、ナダルに破れはしたものの、なんと1セットを奪いましたよね。
タイトルを獲得したアカプリコでは、準決勝でマレーを下しての堂々たる優勝でした。


マリン・チリッチ(1988年/25歳)は、今シーズン最初の戦いであった1月のブリスベンでは準々決勝で錦織圭選手に敗れるも、2月でタイトルを2つ獲得しました。

一つは、クロアチア人としては地元となる「ザグレブ」での初優勝。
そして、デルレイビーチでも初優勝を飾りました。
その間のロッテルダムでは準優勝。
2月中に3度のファイナリストになっています。

また、今年最初に20勝に到達した選手でもありますね。


アルゼンチンの新鋭、フェデリコ・デルボニス(1990年/23歳)は、サンパウロ(ATP250)で、見事にキャリア初タイトルを獲得しました。

この選手、2013年のハンブルク(ATP500)の準決勝では、フェデラーをストレートで倒しているんですね。
決勝は、ファビオ・フォグニーニに敗れましたが、アルゼンチン人としては、デル=ポトロに続く若手として期待されています。


そして、一際目立っていたのが、ウクライナのドルゴポロフ。
2年前ぐらいにはTop20にいたドルゴポロフも今シーズン最初は、Top50にもいなかった選手です。
それが、今年からツアースケジュールに加わったブラジルのリオ・オープンの準決勝でフェレールを圧倒。
決勝では惜しくもナダルに敗れたものの、記念すべき第1回大会で準優勝を飾りました。

また、インディアンウェルズでは3回戦で、リオ・オープンで涙を飲んだ相手であるナダルに土を付け、準決勝まで進みましたし、ソニー・オープンでは全豪覇者のワウリンカを破るという快進撃を続けました。


■区切りのツアー勝利数

レイトン・ヒューイットは、ソニー・オープンの初戦で、見事に現役選手では3人目となる「ツアー600勝」を達成しました。 他に600勝以上している現役選手は、フェデラーとナダルだけです。

また、ジョコビッチはインディアンウェルズの初戦に勝利した時点で「ツアー550勝」、ベルディヒはソニー・オープンの準々決勝でドルゴポロフを破り、「ツアー450勝」を達成しました。



さて、ハードコートの3ヶ月からクレーコート、そしてグラスコートの戦いへと移っていきます。
錦織選手と同年代で、粋の良い選手がたくさんいますねぇ~。

Big4の時代に終わりを告げる名選手へと変貌していくのか・・・。
ウィンブルドンが終わるまでの3ヶ月も非常に楽しみになってきました!


↓ATP公式の第1四半期総集編。全編英語でっす!


roland-garros
■プレイバック動画
Top5!こんなラリーが見たかった!
特に、3位「ガエル・モンフィス」のジャンピングレシーブは凄い!!
(2013年決勝)ナダル VS フェレール
決勝戦の最中、コート内に突然の乱入者が!
普段は紛れているSPの対応が早いのにも驚いた。
(2012年決勝)ジョコビッチ VS ナダル
キャリアで唯一全仏オープンのタイトルを取れていないジョコビッチ。2012年に全仏初の決勝の舞台に立った。
wimbledon
■プレイバック動画
(2013年決勝)ジョコビッチ VS マレー
第3セットの10ゲーム目、「Serving for the championship point」を迎えたマレーに対し、この日調子の良くなかったジョコビッチが驚異の粘りを見せます!
(2012年決勝)フェデラー VS マレー
2013年のマレーの優勝は、前年の2012年のこの敗戦後のスピーチから始まった・・のかもしれません。
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