グラスコートシーズン-現役選手の勝敗とサーブアンドボレー

グラスコートの記録色々

本日、ローランギャロスでは、「ラファエル・ナダル」と「ノバク・ジョコビッチ」による決勝戦が行われますね。

今シーズンのヨーロッパクレーシーズン最大の見所ではあるんですが・・・、
「ゲリ―・ウェバー・オープン」のドローも発表されたことですし、
ここではグラスコートについて少し見てみようと思います。


現役選手の中で、「グラスコート」と言えばやはり「ロジャー・フェデラー」が挙げられるでしょう。

グラスコートで開催される大会数は、芝のメンテナンス等の影響で、2014年現在「6」と極端に少なく、その中でもグランドスラムである「ウィンブルドン」を除くとすべての大会が「ATP250」というグレードの低い大会となります。


2015年から、毎年7月上旬に開催される「メルセデス・カップ(ドイツ/シュトゥットガルト)」が現在のクレーコートからグラスコートに変更される予定ですが、それでも年間で7つの大会しかない中、

フェデラーは、通算で「122勝18敗」という驚異的な数字を残しています。


また、グラスコートで獲得したタイトルは全部で13。
これも歴代1位の数字ですが、「ウィンブルドン」で7、「ゲリ―・ウェバー・オープン」で6と2つの大会だけでこれだけのタイトルを獲得しているのです。


もう一人は、2002年のウィンブルドンを制覇している「レイトン・ヒューイット」ですね。

キャリア通算7度のグラスコートタイトルを獲得しているヒューイットは、2010年の「ゲリ―・ウェバー・オープン」でタイトルを獲得して以来、グラスタイトルからは遠ざかっていますが、 キャリア通算「120勝36敗」と、フェデラーと同様、現役選手では数少ない「グラスコートで100勝以上」している選手です。


最後は、ウィンブルドンでは地元の大声援が味方になるイギリスの「アンディ・マレー」ですね。

2013年のウィンブルドンで悲願の覇者となり、地元イギリス人選手として77年ぶりのタイトルを獲得したのは記憶に新しいところですが、他にも地元イギリスで開催される「エイゴン選手権」で4度のタイトルを獲得しています。


キャリアの勝敗は、「73勝14敗」ですが、

2012年のウィンブルドン決勝で悔しい敗戦を経験した後のマレーは、
「2012年ロンドンオリンピック」、「2013年エイゴン選手権」、「2013年ウィンブルドン」とすべて優勝を飾り、現在グラスコートでは「18連勝中」と勢いに乗っていますね。


“ヨーロッパのクレーシーズンからグラスシーズンへの遷移は難しい”と多くの選手が語る中、
2012年の全米オープンを最後に引退し、かつてウィンブルドンで3度のファイナリストになっている「アンディ・ロディック」は、
「成功するには”武器”が必要さ。
自分がグラスの方を好いていた理由は、グラスコートだと自分の思うようなプレーが自然に反映されるんだ。
でもクレーだといつも自分のプレーと向き合いながら戦っている感じがしていたね。」

と、むしろ、グラスコートの方が対応しやすかった、と話しています。



そんなグラスコートは、球足が伸びて、バウンドが変化しやすいこともあって、
コートのベースラインでプレーするよりも、サーブ時にサーブを打ったらそのままネットまで出てくる「サーブアンドボレー」でプレーするスタイルが主流でしたが、ここ10年近くでほとんど見なくなりました。

昨年2013年のウィンブルドンで、ロジャー・フェデラーを倒した「セルギ―・スタコフスキー」と言う選手が戦略としてサーブアンドボレーを多用しましたが、これも”久々にしつこくネットに出てくるなぁ”という印象を持ちましたからね。

OBの中には、「現在の試合では、サーブアンドボレーは必要ない」と言う人と、
「今の選手達は、サーブアンドボレーのレベルが低いからやらないのだ」と言う人がいます。

ネットの高さよりも下の位置で効果的なボレーをできる選手がいない、ということのようですね。

つまり、ネットの高さかそれより高い位置でないとボレーが出来ない選手が多くなったため、率先してネットに出てこなくなった、ということです。


まぁ、見ている方としては単調になりやすいサーブアンドボレーよりもベースラインでの打ち合いの方が楽しめますしね。

ウィンブルドンでサーブアンドボレーを多用していた「ピート・サンプラス」は、サーブではなく、サーブのリターンに重きをおいていたようです。


「芝の上で良く動けるのが良い選手だ。」

というサンプラスの言葉通り、自分がリターンショットの時にどうやって動けるか・・・。


そんなサーブアンドボレーを見なくなってから何年もの時が流れ、芝の王者であるフェデラーが、今年はどういったプレーを見せてくれるのか・・・。

マレーはウィンブルドン2連覇を達成できるのか・・・


1ヶ月間のグラスコートシーズンが今年も始まります!


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