2014年ツアー・ファイナル-展望と見所



11月9日から始まる「ATPツアーファイナル」のグループは、以下のようになっています。


グループA グループB
ノバク・ジョコビッチ ロジャー・フェデラー
スタン・ワウリンカ 錦織 圭
トマス・ベルディヒ アンディ・マレー
マリン・チリッチ ミロ・ラオニチ

「グループA」を牽引するのは、もちろん「ノバク・ジョコビッチ」でしょう。

現在、インドアコート(ハード、クレーの両方)で「27連勝中」と負け知らずの状態で、このロンドンへと乗り込んできました。

2012年、2013年と2年連続、ツアーファイナルを制してきたジョコビッチ。

今年は3年連続ファイナル制覇を目指し、ファイナルが上海で行われていた2008年の制覇も合わせて、今年優勝を獲得すると実に4度目となります。

歴代でも、「たった4人」しかいない「4度以上ファイナルを制覇した選手」に加われるかどうかに注目が集まります。
今年のAグループのメンバーというのは、実にグランドスラムを制覇した選手が、ジョコビッチ自身も含めて3人います。


■全豪オープン
スタン・ワウリンカ

■ウィンブルドン
ノバク・ジョコビッチ

■全米オープン
マリン・チリッチ


グランドスラム覇者がずらりと並ぶグループAにあって、なんと個々の対戦成績を見るとジョコビッチが各選手達に対して圧倒しているんですね。


■ジョコビッチの対戦成績

●対ワウリンカ【15勝3敗】
●対ベルディヒ【16勝2敗】
●対チリッチ【10勝0敗】

ジョコビッチの初戦は、全米オープン覇者のチリッチですが、チリッチにはこれまで一度も負けた事がありません。

そして、ファイナルが行われるロンドンは、今年のウィンブルドンでジョコビッチが優勝した地でもあり、縁起の良い場所でもあります。


「この前のパリでも良いプレーができたし、ここ2年間、4つのインドアコートの大会で負けていない、ということは大きな自信となっているよ。
ここへ来て、ショットもリターンもサーブもどのプレーも安定しているんだ。
1週間ほど家族とも過ごせたし、少し体力も回復したよ。」

と、ラウンドロビン(グループ予選)で勝ち上がる2人の内の1人になることは、ほぼ間違いなさそうですね。



一方、年間1位の座で、ジョコビッチを追う「ロジャー・フェデラー」は「グループB」を牽引します。


このグループは、新旧のエリートが均等に割り振られた感じになりましたね。


フェデラーは、初戦が「ミロ・ラオニチ」となりました。

対戦成績こそ、「6勝1敗」とフェデラーが大きくリードしていますが、
先週の「パリ・マスターズ」で初めてフェデラーがラオニチに敗れました。

そこからすぐに、再戦となりましたから、この流れがどう転ぶかですねぇ。


2003年、2004年、2006年、2007年、2010年、2011年と6度ファイナルを制覇しているフェデラーですから、当然経験値はラオニチを大きく上回っています。

パリと同じインドアハードコートとは言え、同じようなやられ方はしないでしょうね。


とは言え、現在、ランキング1位で10,010ポイントを獲得しているジョコビッチと「1,310ポイントの差」がついている8,700ポイントのフェデラー。
年間1位で終わるためには、この数字を上回らなくてはなりませんが・・・・・。


そのためには、フェデラーは「ファイナルでの全勝優勝」しかないのです。

ラウンドロビンは、グループ内の総当たり戦ですが、ここで勝利すると「200ポイント」が加算されます。

そして、準決勝へ進出して勝利すると400ポイント。
決勝で勝利すると500ポイント。

つまり、「200ポイント×3人+400ポイント+500ポイント」=1,500ポイント。


ラウンドロビンで1敗しても準決勝に進出できる可能性があるわけですが、仮にラウンドロビンで1つでも負けてしまうと、

「200ポイント×2人+400ポイント+500ポイント」=1,300ポイント!!


なんと、ファイナルで優勝してもラウンドロビンで1つでも落とすと、
「たった10ポイント及ばず」
ジョコビッチの年間1位が確定します。


これまで、2004年から2007年、そして2009年と年間1位で終えているフェデラー。


ラオニチ以外の対戦成績は、 「アンディー・マレー」とは「11勝11敗」。
そして、「錦織圭」とは「2勝2敗」。


フェデラーにとっては、ラウンドロビンからタフな試合を要求されることになりますね。



ダブルスでは、「10度目の年間1位」を確定した「ブライアン兄弟」が優勢になるでしょうか。


グループA グループB
ボブ・ブライアン/マイク・ブライアン/td> ダニエル・ネスター/ネナド・ジモンジッチ
アレクサンダー・ペヤ/ブルーノ・ソアレス ジュリアン・ベネトー/エドガー・ロジャー・バセリン
ジーン=ジュリアン・ロジャー/ホリア・ティー マルセル・グラノーラス/マーク・ロペス
ルーカス・クボット/ロベルト・リンステッド イワン・ドディグ/マーセル・メロ


しかし、意外にもファイナルでは、2003年、2004年、2009年の3度しか優勝していないんですね。


シングルスでもおなじみの選手も出場していますし、今年100度目のツアータイトルを獲得したブライアン兄弟がどのような戦いを見せてくれるかにも注目したいですね!


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