パリ・マスターズ

2014年パリ・マスターズ-今年のマスターズ総括とパリのスーパープレイ集

いわゆるBig4(N.ジョコビッチ、R.フェデラー、R.ナダル、A.マレー)の独壇場が長らく続いてきた「マスターズ1000」レベルの大会も、今年はだいぶ様相が変わってきましたね。

「パリ・マスターズ」も終わってみれば、ベスト4に残ったのは、「ノバク・ジョコビッチ」、「ロジャー・フェデラー」の常連組と「錦織 圭」、「ミロ・ラオニチ」の若手躍進組。

結局優勝はジョコビッチとなったものの、今年1年のマスターズは極めてBig4以外の強さも目立つ年となりました。

一年間の9大会で、Big4以外のマスターズ優勝者が2人以上出たのは、2010年以来となります。

■モンテカルロ・マスターズ
スタン・ワウリンカ

■ロジャーズ・カップ
ジョー=ウィルフリード・ツォンガ


一方、Big4は7大会でマスターズ優勝を獲得しました。

■インディアンウェルズ
ノバク・ジョコビッチ
■ソニー・オープン
ノバク・ジョコビッチ

■マドリード・オープン
ラファエル・ナダル

■ローマ・マスターズ
ノバク・ジョコビッチ

■シンシナティ・マスターズ
ロジャー・フェデラー

■上海マスターズ
ロジャー・フェデラー

■パリ・マスターズ
ノバク・ジョコビッチ



しかし、準優勝者は、実に4大会でBig4以外となりました。

■マドリード・オープン
錦織 圭

■シンシナティ・マスターズ
ダビド・フェレール

■上海マスターズ
ジル・シモン

■パリ・マスターズ
ミロ・ラオニチ


錦織選手とシモンはマスターズ決勝は初。
ラオニチは昨年のロジャーズ・カップに続いて2度目と、新しい顔がマスターズで決勝まで残るようになりました。

来年は、今年よりもBig4以外のタイトル獲得選手がもっと増えてくれるとさらにおもしろくなりそうですね。


それでは、最後にパリでのスーパープレイ集をご覧ください!!


2014年パリ・マスターズ-優勝のジョコビッチがキャリア600勝を達成!

2014年パリマスターズ優勝のジョコビッチが笑顔

世界ランキング1位の「ノバク・ジョコビッチ」が、現役選手でも4人しかいなかった
「ツアーでの勝利試合数600勝」を「パリ・マスターズ決勝」での勝利で達成しましたね。


■現役選手の勝利試合数600勝以上の選手

1位)ロジャー・フェデラー【991勝】
2位)ラファエル・ナダル【706勝】
3位)レイトン・ヒューイット【611勝】
4位)ダビド・フェレール【602勝】
5位)ノバク・ジョコビッチ【600勝】

歴代でも23人しかいない「600勝以上」を達成した選手に見事に仲間入りを果たしました。

さらに、今回の「パリ・マスターズ」は、年間で最後のマスターズ大会になるのですが、ここでも優勝トロフィーを獲得したジョコビッチ。

「モンテカルロ・マスターズ」を除いて、年間で出場義務のあるマスターズは全部で8大会。

その内、実に半分の4大会はジョコビッチが優勝を獲得しました。


■2014年ジョコビッチが獲得したマスターズ大会

●インディアンウェルズ
●ソニー・オープン
●ローマ・マスターズ
●パリ・マスターズ


そして、キャリアでもマスターズ優勝は20度目となったジョコビッチは、
マスターズ優勝回数は歴代3位。

2位のフェデラーの背中も見えてきましたね。


■マスターズ優勝回数

1位)ラファエル・ナダル【27回】
2位)ロジャー・フェデラー【23回】
3位)ノバク・ジョコビッチ【20回】

上位3人は、いずれも現役選手ですし、やはり別次元にいる感じですねぇ。
ちなみに、マスターズでよく勝っていたイメージのある「アンドレ・アガシ」は「17回」。
錦織選手のコーチである「マイケル・チャン」は「7回」ですから・・・。

この3人の優勝回数がずば抜けているのがよく分かりますね。


さて、結局決勝戦も「ミロ・ラオニチ」を寄せ付けず「6-2,6-3」で勝利したジョコビッチは、
今年のパリの大会は、1セットも落とさず優勝したことになりました。

これで、「インドアコートで26連勝中」
まさしく、「インドアの王者」になりつつありますね。

続く「ツアーファイナル」も、インドアコートですし、昨年の覇者でもあるジョコビッチ。
今のところ、No.1に隙はなさそうですなぁ。


そして、この時期になると、ランキング1位でシーズンを終えるかどうかに注目が集まりますが、
1位のジョコビッチと2位のフェデラーの差は、「パリ・マスターズ」が始まる前まで「490ポイント」しかありませんでした。

しかし、優勝のジョコビッチが1,000ポイントを獲得し、ベスト8で終わったフェデラーが180ポイントしか獲得できなかったため、「パリ・マスターズ」を終えた2人の差は、「1,310ポイント」に広がってしまいました。


「1週間前より好転したのは確かだよ。
パリでの良いプレーは、インドアコートでの自信にもつながるしね。
前にも言ったけど、今年最後の大舞台を前に勇気が湧いてきたよ。
ロジャーの試合を操れるわけではなく、自分自身の試合で何ができるかだ。
自分のすべきこと、良いプレーをすることに集中するだけさ。
自分が試合に勝利すれば、年間1位に近づくのだから。」

と語ったジョコビッチ。
仮に優勝した場合の「1,500ポイント」は、ラウンドロビンから一度も負けずに優勝しなければ、入らないため、
ジョコビッチを追いかけるフェデラーにとっては、このファイナルでの戦いは少々きついかもしれません。

そんな中でも、3度目の年間1位を目指すジョコビッチに気負いは感じられず、ただ前を見つめるのみですね。


ラオニチに対して、ジョコビッチは通算「4勝0敗」と成績を広げ、ビッグサーバーであるラオニチにわずか「9本」しかサービスエースを与えませんでした。

「ここぞ、という今日の試合で、今週一番のプレーができたよ。
リターンもたくさんできたし、全体的に自分のプレーにはとても満足している。」

と、パリでの自分のプレーに非常に納得顔のジョコビッチ。

それもそのはずで、ジョコビッチに新しい家族である「ステファン君」が10月21日に誕生して以来、初の大会参加となったこのパリで、「1セットも落とさず優勝」を獲得したわけですからねぇ~。

“次世代の期待される選手”、と最近では常に言われている錦織圭、ラオニチと準決勝、決勝で圧勝したわけですから・・。
王者の力は健在ですね。


それでも、キャリアでマスターズ2度目の決勝進出を果たしたラオニチは、
「ツアーファイナル最後の席」を獲得しましたね。


錦織選手、チリッチ、そしてラオニチと新しい顔ぶれが、おなじみのファイナルメンバー達とどのような戦いを見せてくれるのか・・・。


今年のテニスは、まだまだこれからですね!


↓ジョコビッチ VS ラオニチのハイライト動画


2014年パリ・マスターズ-ジョコビッチが錦織圭を圧倒!

2014年パリマスターズジョコビッチが決勝へ

アメリカ/ニューヨーク・・・。


この地で行われた年間最後のグランドスラムである「全米オープン」。


準決勝の舞台で、優勝大本命だった世界ランク1位の「ノバク・ジョコビッチ」が、日本の錦織選手に圧倒されてしまったあの夏の日から2ヶ月あまり。

現在行われている「パリ・マスターズ」でも同じく準決勝で、この両者の対決が再現しました。


ジョコビッチにとってリベンジマッチとなったこの一戦は、逆にジョコビッチが圧勝。

ここパリで昨年に引き続き2年連続決勝の舞台へと進むのに、
たったの62分という短い時間で試合を終えることになりました。


好調に見えた錦織選手も準々決勝では、今年のマスターズだけで3度目の対戦となった「ダビド・フェレール」に対してまたしても勝利!!

しかし、深夜に終わった熱戦に加え、この勝利で「ツアーファイナル」を決めた錦織選手に一気に疲労が溜まってしまったのか、期待されたジョコビッチ戦は、完全に精彩を欠いていましたね。


緒戦の「トミー・ロブレド」からこのフェレール戦までの3戦すべてがフルセットだったこともあり、残念ながら今年2度目のマスターズ決勝とはなりませんでした。


「この大会、セットを落とさずに決勝に行けて良かったよ。
明日は気分良くプレーが出来るはずだ。
ケイはサーブが良くなかったね。
たぶん、昨日の試合が遅くに終わったから疲労が残っていたんじゃないかな。
まぁ、とにかく自分は良いプレーができたし、やるべき事に集中できたよ。
大事なところでは、特にサーブが良かったし、明日への自信にもなるね。」

とジョコビッチも錦織選手の疲労を感じ取っていたようですね。


それにしても、ツアー終盤で、各選手それぞれに疲労がピークとなるこの時期に、
ジョコビッチは相変わらずタフなプレーを見せてくれますねぇ。

さて、決勝の相手は、「トマス・ベルディヒ」を倒した「ミロ・ラオニチ」となりましたね。

「ラオニチはすごいね。
サーブが良い選手の1人だよ。
ミスが少ないし、セカンドサーブは高く跳ね上がってくる。
身長が大きいながらとても動きがいい。
ベースラインからの組み立てが良くなったし、今は完成された選手になってきたね。
彼のキャリアでも素晴らしい時だと思うし、フェデラーやベルディヒを倒して勝ち上がってきた。
勢いに乗っていると思うよ。
サーブがいいのは分かっているから、明日の試合のキーの1つとしては、リターンを多く返すようにして、彼にコート上でプレーさせることさ。」

と決勝のラオニチ戦を見据えたジョコビッチ。

対戦成績は、ジョコビッチの「3勝0敗」と負けなしですが、やはりラオニチのサーブは誰にとっても脅威でしょうね。

さて、この準決勝の勝利で、ジョコビッチはキャリアの通算勝利数が「599勝」となりました。


今年、現役選手でキャリア600勝を達成した選手は、

「レイトン・ヒューイット」
「ダビド・フェレール」

の2人がいますが、この2人は30歳超えでの達成。
ジョコビッチは「27歳」にして早くも600勝が目前に迫ってきたわけですね。

今年もここまで「55勝」を上げて、タイトルも「5つ」獲得している正に”強者”ですね。


それにしても、ジョコビッチは、「インドアに強い」ですよね~。


2012年、2013年と2年連続「ツアーファイナル」を制しているジョコビッチ。


この2012年のツアーファイナルから、この大会の錦織選手を破るまで、
ハードコートとクレーコートのインドアで戦ってきた25試合すべて勝利を収めていますからねぇ~。


ここパリでまた優勝となると、「インドアの王者」として3年連続ファイナル制覇へ弾みがつきますなぁ。。。


「ノバクはタフだね。
ミスがないし、ベースラインからも安定している。」

と今回は完敗を喫した錦織選手。


この借りはロンドンできちっと返したいところですね!


↓ジョコビッチ VS 錦織のハイライト動画


2014年パリ・マスターズ-ジョコビッチが今季最終ランク1位へ着々!

2014年ジョコビッチがパリマスターズでベスト4

現在ランキング1位の「ノバク・ジョコビッチ」が「ロジャー・フェデラー」と争っている「年間最終1位の座」も、現在行われている「パリ・マスターズ」の準々決勝で少しジョコビッチに余裕が生まれたかも知れませんね。

ジョコビッチは、「アンディー・マレー」に対して「7-5, 6-2」のストレート勝利を収め、ベスト4へ進出。
日本の錦織選手との対戦が実現しました。


ジョコビッチは、ここパリで2度優勝の経験がありますが、今年も順調に準決勝まで進んできましたね。


「マスターズ1000」レベルの大会では、今年3回の優勝を獲得しているジョコビッチは、
今年のマスターズでは、決勝まで進めば負け知らずとなっています。

つまり、全米オープンの準決勝で敗れた相手である錦織選手との戦いが鬼門となるでしょうね。


「1stセットは際どかった。
ブレークのチャンスは少なく、自分のサービスゲームは良いプレーができた。
そして、終わりの方で決定的なブレークを決めることができたね。
2ndセットが始まってすぐにブレークされたが、彼のダブルフォルトですぐにブレークで返すことが出来た。
それからは、自分のショットが振り抜けて、とても良い感触でプレー出来たよ。」

「ファイナルに向けて、彼が7週間連続でプレーしていたのは分かっていた。
その間、3つのタイトルを獲得して、素晴らしいテニスをしていた。
自分が最初のセットを取れたら、体力的に自分の方が有利になると思っていたし、実際にそうなってチャンスを掴むことが出来た。」

と勝利の要因を語ったジョコビッチ。

結局、今年4度の対戦を行った両者は、ジョコビッチの4連勝で幕を閉じましたね。
しかも、そのすべてが以下の様にハードコートでした。

●ソニー・オープン
●全米オープン
●北京・オープン
●パリ・マスターズ
そして、マレーとの対戦成績も「15勝8敗」と大きくリードすることとなりました。


さらに、ジョコビッチはフェデラーとの「最終ランキング1位の座」についても語りましたね。

「自分が準決勝に進んで、ロジャーが準々決勝で敗退したことは、確かに僕らの戦いにとって自分の方が有利になるよ。
でも、計算はしないようにする。
まだ試合に集中しなければならないし、この大会の緒戦で戦ったようなプレーをしたいね。
そしてNo.1で終われたらいいと思う。」

今年、5度のタイトルを獲得してきたジョコビッチは、年間を通して好調のまま終わりそうですね。


一方、ファイナルの切符を掴んだものの敗れたマレーは、ポイントを稼ぐために、ここ何週間かの激務から少し体を休めるようですね。

「2ndセットですぐブレークできたし、1stセットはだいぶ接戦だった。
ちょっと休んで、また、ロンドンで会えると思うよ。
先週までで、だいぶ自身を取り戻せたし、ロンドンでも良い状態で入りたいね。
この間は、自分にとってもいい調整時間になると思う。
でも、まだ他の出場選手達に比べると自分のプレーが出来ていないけどね。」

10月間際までノンタイトルでシーズンを送っていたマレーにとって、
この数週間で獲得した優勝の味と、それに伴う体の疲れの両方がのしかかっているようですね。


さぁ、ジョコビッチにとっては、全米オープンの雪辱を果たすチャンスがやってきたわけです。
対する錦織選手は、初のツアーファイナル出場を決めて勢いに乗っているだけに、
非常に楽しみな対戦となりますね。


今年5月のマドリードで取り逃がしたマスターズ初優勝を錦織選手が獲得できるか・・。


今年2度目のユニクロ対決は、もうすぐです!!


↓ジョコビッチ VS マレーのハイライト動画