ソニー・オープン—フェデラーとナダルの戦いの始まり

2014-03-25_3

ロジャー・フェデラー(Roger Federer)とラファエル・ナダル(Rafael Nadal)・・・。

現在の男子テニス界で「最高のライバル」と評されるこの二人がプロの場で初めて顔を合わせた大会が、現在行われているソニー・オープン(マイアミマスターズ)だった。


あれから10年の月日が経ち、フェデラーはキャリア942勝、ナダルは675勝と星を積み重ね、正に死闘と言われるような戦いも披露してきた。

両者の対戦もこの10年で33回を数えるぐらい積み重ねてきたが、実はマイアミでの戦いは2004年と2005年のたった2回だけである。

そして、このマイアミでの対戦成績は1勝1敗。
数字上の互角以上に、ラファエル・ナダルという選手の有望さが光る、将来性を感じさせる対戦でもあった。



二人の初対戦となる2004年は、3回戦で顔を合わせた。


1990年代にウィンブルドンで無類の強さを誇ったピート・サンプラスに代わって、フェデラーが新星として騒がれ出したのが2000年代初め。
レイトン・ヒューイットなどの同世代に少々遅れながらも、フェデラーはその実力を徐々に発揮し始める。


そして、2003年のウィンブルドンで初めてグランドスラムを制覇したフェデラーは、続く2004年の全豪オープンも制覇。

現在まで続くフェデラーの輝かしい成績の序章でもあった。


そして、2004年のマイアミである。


ランキング1位のフェデラーは、当然この大会も優勝候補として挙げられていた。
迎え撃つは当時ランキング34位だったナダル。
結果は、6-3、6-3のストレートでナダルの勝利。

あのロジャー・フェデラーが1つのブレークチャンスも握れず、あっさりとストレート負けを喰らってしまったのだ。


当時ランキング34位のナダルを見て、フェデラーはこれからの長いキャリアの要所でこの男が常に立ちはだかる存在になる・・・。
そんな予感がしていたかもしれない。


翌年、2005年の戦いは決勝の舞台。
この時もフェデラーは苦戦を強いられる。
しかし、2セットダウンから意地を見せ、3セット連取。
No.1の座を”からくも”勝ち取った。


このマイアミでの悔しさをばねにしたナダルは、2ヶ月後のローランギャロス(全仏オープン)の準決勝でフェデラーを倒し、その1年後、2006年のローランギャロスまでの5試合の直接対決をすべて勝利したのだった。


・・・そして、現在・・・。
2014年のマイアミマスターズ。

フェデラーとナダルは今も最前線で男子テニス界をリードしている。
数々のスーパープレーを見せてきた両者。
そんな二人が“9年ぶりに”、痛み分けで終わっていたマイアミでの対決を披露する日が刻一刻と近づいている。


ナダルは、あの日の忘れ物を取り戻すことができるのか。
それとも・・・


↓YouTubeのATP公式ページにアップされた「How it all began(すべてはここから始まった)」


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