男子テニス

錦織圭よりランキングの低いチリッチが先にツアーファイナル進出を確定させたのはなぜ?!

2014年ファイナルにチリッチが進出決定

2014年の「ATPツアーファイナル(Barclays ATP World Tour Finals)」への出場を早々に決めた「ノバク・ジョコビッチ」、「ロジャー・フェデラー」、「ラファエル・ナダル」。

この3人のランキングポイントの稼ぎ方(つまり、各トーナメントの勝ち方)は、やはり他よりも群を抜いていましたので、
まぁ早くに決定することは誰もが予想していたとおりではないでしょうか。


つまり、栄誉ある最終の成績上位8名のみしか出場することが出来ないこの大会への参加資格の椅子も
「残り5つ」となってしまっていたわけですが・・。


ここに来て、新たに確定した選手が”2名”出ましたね。


まず、一人目は、「スタニスラス・ワウリンカ」

今年1月の「全豪オープン」で、自身初となるグランドスラム制覇を果たしました。
さらに、4月の「モンテカルロ・マスターズ」でも、自身初となるマスターズ制覇を果たし、今年前半では「シングルスランキング3位」をキープしていました。


シーズン後半に入って、目立った成績を残すことが出来ていないワウリンカでしたが、
やはり前半で稼いだポイントが大きかったですね~。

「ファイナルランキング」でも、4位をキープしてきたワウリンカは、残りのツアーである

「バレンシア・オープン(ATP500)」
「スイス・インドア・バーゼル(ATP500)」
「パリ・マスターズ(マスターズ1000)」
をどのような成績で終えても、「ファイナルランキング」の7位を下回ることはなくなりました。

つまり、「4人目の椅子をゲットした」、ということになります。


そして、現在のファイナルランキング5位にいる選手は・・・そう
「錦織 圭」
ですね。

アジア人初の快挙を目指す錦織選手も、ツアーファイナル初出場まで後一歩のところまで来ています。


錦織選手は、当初出場予定だった「バレンシア・オープン」を欠場することになりました。


仮に優勝した場合の「500ポイント」が加算されると大きいですが、
体調を万全にするために、ここで無理をするリスクよりも、最後のマスターズである「パリ・マスターズ」にすべてを掛けることにしたのでしょう。


さて、ファイナルランキング6位にいた全米オープン覇者の「マリン・チリッチ」が、先日参加していたモスクワでの「クレムリン・カップ」を優勝で終えましたが、準決勝到達時に「ツアーファイナル」への進出が決定となりました。


ファイナルランキング5位にいる錦織選手が、まだ出場が確定していないのに、
ファイナルランキング6位のチリッチが出場確定・・・なぜ??

と思った方も多いでしょう。


実は、ツアーファイナルに出場できる選手、というのは正確には
「ファイナルランキング上位8名ではないんです」


「ファイナルランキング上位7名」

「グランドスラム覇者の中でファイナルランキング8位から20位にいる選手で最もランキングの高い選手」

なんです。。。


そう、「グランドスラムを優勝した選手かどうか」
というのが非常に重要なわけですね。


これに当てはめると、チリッチは、「全米オープン」というグランドスラムの優勝者で、現在ファイナルランキングは6位。
仮に、最後の3つの大会をどのような成績で終えても、ファイナルランキング20位より下に落ちることはないのです。

ファイナルランキング8位から20位にいるグランドスラム覇者で最も成績の良い選手、
ということでチリッチのツアーファイナル出場が確定したわけです。


つまり、錦織選手が「全米オープン」を優勝していたら、既にファイナル出場が決まっていたということになるんですね~。


仮にファイナルランキング8位から20位の間に、グランドスラム覇者が2人以上いた場合は、
ランキングの高い方がファイナル出場となります。

しかし・・・・

今年、それ以外のグランドスラム覇者の名前を挙げると・・・・


■全豪オープン
スタニスラス・ワウリンカ

■ローランギャロス
ラファエル・ナダル

■ウィンブルドン
ノバク・ジョコビッチ


そうなんです。
既に、ファイナル出場を決めている選手ばかりなんですね。


そう言う事で、5つ目の椅子はファイナル初出場となるチリッチがゲットしたことになりました。


残る椅子は、後3つ。

ファイナルの常連である、「トマス・ベルディヒ」、「アンディー・マレー」は現在それぞれ7位と8位。

そのすぐ後には、こちらも常連の「ダビド・フェレール」がいます。

そして、その次がライバルの「ミロ・ラオニチ」


錦織選手からラオニチまでの差が、なんと「500ポイント」しかありません!


つまり、バレンシアかスイスの「ATP500」の大会、
そして最後のマスターズであるパリの各選手達の成績如何では、

「錦織選手がファイナル出場を逃してしまう可能性も十分ある」わけですね。


「子供の頃からの夢がまた一つ叶ったよ!」

そう語ったチリッチに、錦織選手も続くことができるか。


中々、日本ではニュースになりにくい「テニスのファイナル出場争い」。

今年は、錦織選手の活躍のおかげで、ここからがまだまだ目の離せない季節となりそうですね!


ロシアの元ランク3位-ニコライ・ダビデンコが引退!

2014-10-20_1

元世界ランク3位まで登り詰めたロシアのスター選手、
「ニコライ・ダビデンコ」
が引退を決意しましたね。


「上海マスターズ」、そしてその1ヶ月後の「ツアーファイナル」で優勝した2009年は、素晴らしいシーズンを送っていましたが、近年はケガに泣かされたシーズンを送っていました。

「ツアーで21勝もできた。
そこには、3つのマスターズ優勝やファイナルでの優勝も含まれている。
グランドスラムで一度も勝てなかったことやランキング1位になれなかったことに、後悔はないよ。
何年もTop10選手としてやれたんだから。」

ここ何年かは、「Big4」に支配されてきたマスターズで「マイアミ」、「上海」、「パリ」と3つを制覇した経験のあるダビデンコでも、2011年のミュンヘンの大会を最後に、ツアー優勝からは遠ざかってしまいましたね。

ケガの多かった体でしたが、体格はロシア人としては珍しく小さな体でした。
日本の錦織選手と同じような体格でしたから、体の小さな選手達にしてみると非常に励みになったのではないでしょうかね~。


錦織選手との対戦も2012年に2度ありましたが、晩年となっていたダビデンコは、結局錦織選手に2敗という成績で終わっていました。

「今年のローランギャロスの初戦で敗退して、引退を決めたよ。」

そう語ったダビデンコは、その初戦であった「ロビン・ハーセ」との試合以降、ツアーには参加していません。

つまり、この試合が現役で最後の試合、となったわけですね。


昔の自分のプレーができなくなり、復活できると信じ、練習を重ねながらも、
もう一方では”もう十分やったろ・・。”という気持ちになった、というダビデンコ。


33歳という年齢は、30歳を超えた現役選手達の顔ぶれを見ても、まだまだ”やれる”年代ではあると思いますが、
また一人、ベテランの味のある選手がコートを去ってしまうのは、本当に寂しい限りですね。


引退後は、テニスには関わらず、国内外でビジネスをしたい、
と語ったダビデンコ。


いつの日か、コートのボックス席で彼の姿を見られる日が来ることを願ってやみません。


2014年楽天ジャパンオープン-錦織圭がキャリア初の2週連続優勝!今シーズン4勝目!

2014年楽天ジャパンオープン錦織とラオニチがトロフィーを掲げる

「楽天ジャパンオープン」の決勝戦。

錦織圭選手が、2年ぶり2度目の優勝トロフィーを掲げましたね!


いやぁ、それにしてもラオニチのサーブは相変わらず強烈でした~。。。


死闘が予想された対戦は、予想通りにファイナルセットまでもつれ、
2時間13分という長い試合を戦い抜いた錦織選手が、2012年の決勝戦の再現を見せ、見事に優勝となったわけです。


「7-6(5), 4-6, 6-4」という数字だけを見るとそれほどの激戦には見えないのですが・・。


お互いブレークを許さず、どちらも一歩も引かない展開を見せた1stセット。
数少ないチャンスをものにしたラオニチがリードを取った2ndセット。
疲れの見える両者の必死のラリーから、錦織選手が最後の最後でゴールテープを切った3rdセット。

決勝戦にふさわしい素晴らしい試合展開を見せてくれました。


「ファイナルに出場したい。
だいぶ近づいたけど、まだ(出場予定の)マスターズも500も残っている。
今後の戦いが自分にとって、とても重要になると思う。」

と語った錦織選手。

その年の成績上位8名までしか出場することができない「ツアーファイナル」
もちろん、今年のこれまでの成績を見れば、出場資格を獲得できるチャンスは十分ありますし、
現在のファイナルランキング5位という位置を考えても、何としても、

日本人初、そしてアジア人初の快挙を狙って欲しいところですね。


そして、前週クアラルンプールで行われていた「マレーシア・オープン」でも優勝を飾った錦織選手は、
キャリアで初となる2大会連続優勝も達成しました!


この「楽天ジャパンオープン」は、大会グレードとして「ATP500」に属するのですが、
優勝時のポイントが「500ポイント」になりますから、

通常のシングルスランキングでも
ファイナルランキングでもポイントの加算が、それなりに大きくなります。

シングルスランキングの「Top5」にも近づきましたし、
ファイナルランキングでも「最後の8人」も見えてきましたね。


「ラオニチは、何本もサービスエースを決めていたけど、そのサーブが本当に良かった。
運良く最初のタイブレークを取れたので、自分はモチベーションを維持できた。
もし、タイブレークを落としていたら、試合そのものを落としていたかも。
彼は、最初から攻撃的にプレーしていたし、これまでの彼との対戦で最もきつかった試合の1つだと思う。
とにかく勝てて良かった。」

と、試合を振り返った錦織選手。
その中で、やはり「マイケル・チャン」コーチのコートトレーニングや体力トレーニングが、
今シーズンのTop10選手を次々と倒せている要因の一つである事にも触れていましたね。


一方、3年連続、楽天オープンの決勝に進みながらまたしても決勝で敗退してしまったラオニチは、

「3年続けての決勝敗退は残念だ。
正直なところ、最初に決勝まで進んだ2012年よりも、チャンスがあったように感じた。
圭については、2012年の3rdセットまで到達したときより良いプレーが出来ていたと思う。
過去2年間は、いつも激戦だったから、2年前の敗戦の方が残念だったかもしれないね。」

と、自身も年々レベルを上げ、今年は優勝できるチャンスを一番感じていたようですから、
悔しい敗戦となってしまったでしょうね。


ビッグサーブのラオニチからブレークを奪うことは難しい、
と錦織選手もよく語っていますが、今回の対戦では、3rdセットでようやくチャンスが訪れましたね。

(テレビの地上波放送では、残念ながらこの3rdセットは放映されませんでしたが(苦笑))


第2ゲームのラオニチのサービスゲームで、「40-15」と錦織選手がリードするもラオニチが何とかこのサービスゲームを守りきり、

第8ゲームのラオニチのサービスゲームでも、「30-0」とリードしたのですが、4ポイント連取でラオニチが踏ん張りました。


しかし、ブレークチャンスを中々掴めなかった錦織選手に、やはり流れは来ていたのかも知れませんね。


本当に最後の最後、セットカウント「5-4」と錦織選手がリードで迎えた「第10ゲーム」。
このゲームはラオニチのサービスゲームだったのですが、ようやくここで錦織選手がこの試合でラオニチから初めてブレークを奪いました。

そして、歓喜の優勝となったわけですね。


「素晴らしい試合だったと思う。
僕らは高いレベルのテニスが出来ていたと思うよ。
最初は、速いペースで試合が進んだけど、セットが進むにつれて、本当に良い試合になっていたと思う。
圭は自信を深めたプレーをしていたね。
ショットがそうだったし、それが試合を良い方向に持っていったんだと思う。

圭はここ何週間か常に自信を持ったプレーをしていて、ハイレベルなプレーを見せていた。
自分は、次の挑戦となる上海が楽しみになったよ。
強くなってまた戦いに戻ってくるつもりさ。」

そう語ったラオニチ。

“ライバル、ライバル”と言われ続ける両者ですが、
ラオニチのように

「質の高い試合が出来た」と感じることが出来て、
その結果、「お互いが強い選手になっていく」ことが出来れば、

観る者達をワクワクさせる対戦をこれからもたくさん見せてくれることになるでしょうね。


男子テニス界の今後の新たな「ビッグマッチ」として、
決してテニスの強い国ではなかった日本とカナダを代表する彼らが、
この先何年と披露するプレーは、結果以上に日本人やカナダ人のファン、
そして、世界中のテニスファンを魅了してくれることを願ってやみませんね!


↓錦織 圭 VS M.ラオニチのハイライト動画



2014年楽天ジャパンオープン-錦織圭がベッカーを撃破!2度目の決勝へ!

2014年楽天オープン2度目の決勝に進んだ錦織のショット

ファイナルセットまでもつれた「楽天ジャパン・オープン」の準決勝。
「錦織 圭 VS B.ベッカー」の一戦。


ベテランのベッカーが素晴らしいプレーを披露し、錦織選手も大分疲れの溜まった試合になったかも知れませんね。
試合は結局「4-6, 6-0, 7-6(2)」のフルセットで錦織選手が勝利。
セットダウンからの逆転で楽天オープン2度目の決勝進出を果たしました。

「きつい試合だった。
ベッカーが最初から良かったので1stセットを譲ってしまった。
2ndセットは自分が最初から良かったけど、3rdセットは本当にしんどかった。」

と語った錦織選手。

タイブレークにもつれ込んだファイナルセットで、最初の一本目を錦織選手がミスショットで「ミニブレーク」された時には、正直”ダメかな”と思いましたが、

序盤で2ポイント奪われただけで、後は圧巻の試合展開を見せましたね。


このタイブレークは「7-2」でベッカーを制しました。


「タイブレークでは、よりプレーの質を上げることができたし、フォアハンドが良いところで決まった。
疲れはもちろんあったけど、どのポイントも100%で向かって行こうと思った。
タイブレークは何が起こるか分からないから。
運も良かったと思う。」

と今シーズンの48勝目を上げた錦織選手は、最終決戦の「ミロ・ラオニチ」との戦いに向かいます。


ラオニチとは、これで今シーズン4度目の戦いになるんですねぇ~。


今年だけで見れば、以下の3大会を戦っています。
・マドリード・オープン
・ウィンブルドン
・全米オープン

そして、錦織選手がウィンブルドン以外でラオニチに勝利しているので、今年の通算成績は
「2勝1敗」

まぁ、今大会の決勝戦もどちらが勝ってもおかしくない・・
ということになるわけですね。


「ラオニチは今週良いプレーをしている。
この大会の決勝でラオニチと戦えるのは素晴らしい事。
きつい試合になるだろうな・・・。」

と、もはや若手世代の最大のライバル同士、と言われている両者の対決を前に、錦織選手も気合いが入っているでしょう。
なにより、地元の大会ですしね。。。


2年ぶりの優勝を目指す錦織圭。
3年連続で優勝のチャンスを掴んだラオニチ。


激戦は、もう間もなくです!!


↓錦織 VS ベッカーのハイライト動画


2014年楽天ジャパンオープン-ラオニチが3年連続決勝進出!

2014-10-08_1

世界ランキング8位、そしてツアーファイナルランキングでも錦織選手と”8つの席の内残り5つ”を争っている「ミロ・ラオニチ」が、この楽天オープンで決勝まで到達しました。

これで、ラオニチは3年連続の決勝進出となり、
昨年の「ファン・マーティン・デル=ポトロ」と
一昨年の「錦織圭」に敗れたリベンジを果たす機会を手に入れたわけですね。


ラオニチは、キャリアでも12度目のツアーファイナリストとなり、その内6度のタイトルを獲得しています。

そして、決勝の相手は、地元日本の「錦織 圭」となりました。

「圭との対戦は楽しみだよ。
多くのファンがこの対戦を望んでいたと思う。
サーブなど良いプレーをする必要があるけど、何よりも自分に集中することさ。 この2年間の決勝での結果を今回は跳ね返したい。」

と語ったラオニチ。


「北京オープン」で戦っている「トマス・ベルディヒ」の結果にもよりますが、
「ツアーファイナルランキング」でも7位に上がる可能性が出てきましたね。


この準決勝では、「ジル・シモン」との対戦となりましたが、試合序盤からハイペースのラオニチは、
1stセットの最初の3ゲームで「3-0」とリード。

結局、2度のブレークを奪ったラオニチは、最初のセットを「6-1」で終えることになります。


途中、雨による屋根を閉じるための中断を挟みましたが、ラオニチの集中力は落ちず、
2ndセットは「6-4」。

今シーズン43勝目を獲得して、無事決勝まで進んできたわけです。


「自分がどういったプレーをするべきか、はっきりと分かるし、どのショットもよく打てていると思う。 ジルは、ベースラインから安定したリズムでボールを打ってくるから、ネットに出たり、攻撃的なプレーをして、彼のバランスを崩すことが大切だったんだ。」

自信を持って語るラオニチは、初戦の「バーナード・トミック」戦で、1つブレークを許しましたが、
それ以外の自分のサービスゲームを落とすことなく、この決勝まで勝ち上がってきましたね。


さぁ、いよいよ注目の決勝戦。
錦織選手、ラオニチともにキャリア7度目のタイトルを掛けた戦いとなります!



2014年楽天ジャパンオープン-錦織圭がツアーファイナル進出に近づく勝利!

2014年楽天オープン錦織が準決勝到達

今年の「楽天ジャパンオープン」は、シード勢が早々に消えていった大会となりましたが、
その中で、シード選手としての役割を果たしているのは2人だけとなってしまいましたね。

第3シードの「ミロ・ラオニチ」と第4シードの「錦織圭」両選手となります。


さて、錦織選手は、準々決勝の「ジェレミー・シャーディー」に対して圧倒的な勝ち上がりを見せました。

「6-4, 6-2」のストレートで、昨年は敗退となった準々決勝を見事に通過。
準決勝に到達して、いよいよ「ツアーファイナル」への出場も現実味を帯びてきましたねぇ。


現在、このファイナル争いランキングで「6位」につけている錦織選手は、
現時点、45ポイントの差で「5位」にいる全米覇者の「マリン・チリッチ」を追っているわけですが、

チリッチは、北京で行われている「チャイナ・オープン」準々決勝で、「アンディー・マレー」に敗れました。


したがって、この東京で錦織選手が決勝に到達すると、ファイナルランキングで「5位」へと浮上することになるのです。

これまでの対戦で分が悪かったシャーディー戦を無事乗り切った錦織選手は、後は決勝で戦うであろうラオニチが最後の砦となりそうですね。


「自分のプレーは良かったと思う。
でも、圭があまりにも良すぎた。」

と、シャーディーが語ったように、この試合の序盤はシャーディーがセットカウント「2-0」とリードして勢いに乗っていくか、と思われたものの、あっという間に錦織選手のペースへ試合の流れが変わってしまいましたね。

これで、錦織選手は今シーズン47勝目。
そしてツアー6度目の決勝の舞台まで、後1試合となりました。


さぁ、準決勝の相手は、ドイツの「ベンジャミン・ベッカー」となりましたね。


ベッカーは、2006年以来となるベスト4進出となりました。

そして、この2006年は、「ロジャー・フェデラー」が唯一東京でプレーした年でもあります。
フェデラーは、結局優勝トロフィーを手にしたわけですが、ベッカーはこの時の準決勝でフェデラーに敗れています。


33歳とベテランの域に達しているベッカーも2009年の「トップシェルフ・オープン(オランダ)」で、キャリア唯一となる優勝を獲得していますが、

それ以来となる優勝を目指していますから、この大会でここまで勝ち上がってきた勢いは錦織選手にとっては嫌でしょうね。


とにかく、ドローの片側では順調にラオニチも勝ち上がってきていますから・・。

今年4度目の「ラオニチ VS 錦織」を東京の舞台でも見てみたいですね!


↓錦織 VS シャーディーのハイライト

2014年楽天ジャパンオープン-ラオニチが準決勝へ進出!

2014年楽天オープンラオニチが準決勝へ

「楽天ジャパンオープン」で、過去2年決勝の舞台に到達している「ミロ・ラオニチ」。

錦織選手のライバルとして上げられるラオニチは、錦織選手とはドローの逆側で3年連続決勝の舞台へ向かって邁進中ですね。


準々決勝では、ウズベキスタンの「デニス・イストミン」との対戦となりました。

ラオニチは、過去2回イストミンとの対戦があって、
いずれも1stセットがタイブレークで、2ndセットで圧倒する流れだったのですが、
今回の対戦も「7-6(8), 6-3」と同じような展開となりました。


しかし、今回の1stセットタイブレークは、若干苦労した展開となりましたね。


ラオニチ有利で展開していたタイブレークだったのですが、
「6-5」、「8-7」で迎えたラオニチのセットポイントはいずれもイストミンに阻止され、
逆に「6-7」でのイストミンのセットポイントはラオニチが守るという、

一進一退の攻防が続きました。


そして、「8-8」となったイストミンのサービスゲームで、イストミンが痛恨のダブルフォルトを犯してしまいます。

結局、50分近く掛かった1stセットは、「(10)7-6(8)」という、熱い試合展開となりました。

「少しきついな、ということは最初から分かっていたよ。
試合の終盤に向けペースを上げていったんだ。」

と語ったラオニチ。

3年連続準決勝に到達した、今年の相手は、「ジル・シモン」となりました。


シモンは、錦織選手と同い年の「スティーブ・ジョンソン」に対して、1stセットでセットカウント「4-2」とリードするも、そこから「4-5」と逆転されます。

そして、第10ゲームで「15-40」と2度のセットポイントを握られるピンチを迎えましたが、何とか踏ん張ってタイブレークへと持ち込みます。

結局「7-6(4), 6-1」で勝利しましたが、1stセットだけで1時間以上掛かる体力を浪費した展開となりましたね。

「良い試合だった。風がきつかったけどね。」

と、有明に吹いた風の影響が、試合にだいぶ影響したようですね。


シモンは、この東京の初戦で第6シードの「ロベルト=バウティスタ・アグ」を破って勝ち上がってきましたが、この初戦で、6度の「マッチポイント」を防ぎました。

そして、2回戦では、3セット目にもつれた展開で、セットカウント「2-4」と劣勢に。

ここから逆転して、準々決勝へと進み、そしてこの準々決勝でも少し苦労した展開となったわけです。


今年、5月の地元「ニース」での大会以来となる準決勝進出を果たしたシモン。
「体調はいいよ。
準決勝の準備はできている。」

と語ったシモン。


かつてランキング6位まで上昇したことのあるシモン。

現在「Top10」にいるラオニチとの新旧Top10対決は、もう間もなくですね!


↓イストミンのホットショット


2014年楽天ジャパンオープン-錦織圭がベスト8へ!

2014年楽天オープン2回戦の錦織

雨による中断、そして有明コロシアムの屋根が閉じられるまでの30分以上をコートの外で過ごすことになった錦織選手の2回戦。

「30分の中断は難しかったけど、うまく試合をコントロールできたと思う。」

と語った錦織選手は、2回戦の相手、「ドナルド・ヤング」に少々手こずりましたね。


試合こそ、「6-4,7-6(4)」とストレート勝利となりましたが、
2ndセットは、セットカウント「5-6」の時点で、1度だけセットポイントを握られてしまいました。


サウスポーから放つ強力なショットに加え、サービスエースも二桁の10本を記録したヤングは、
ランキングこそ60位代ではありますが、右に左に、そしてネットプレーと多彩な動きを見せていましたね。


「本当に攻撃的なプレーをしていた。」
と錦織選手も脱帽するほど、ヤングは素晴らしいプレーを披露しました。


さて、2回戦を勝ち上がり、準々決勝の舞台となる「楽天ジャパンオープン」。
次の相手は、フランスの「ジェレミー・シャーディー」となります。


今大会、シード選手が次々と敗れているこの大会にあって、第7シードで登場していた「ケビン・アンダーソン」もやはり早々に姿を消したわけですが、このアンダーソンを破ったのがシャーディーとなりますね。


「圭との対戦では、今日とは違ったプレーをしなければならないだろうね。
彼はベースラインからのプレーが素晴らしいから。
圭はとても素晴らしい選手さ。
これまでの僕らの戦いも、いつも違った試合展開になってきた。
彼は、全米オープン以降、自信を持ってプレーしているしね。
自分が勝つためには、本当に良いプレーをしなければならないと思うよ。
だって、ここでの圭はビッグスターで、自分には誰一人サポートしてくれる人はいないからね(笑)


と語ったシャーディー。

この両者は、2011年から毎年必ず1度は対戦しているという間柄ですが、
対戦成績はシャーディーが「2勝1敗」と上回っているんですね。


そう言った意味で、シャーディーにも自信がありながら、今波に乗っている圭は、
ホームのアドバンテージもあり簡単に倒せない、ということのようです。


2回戦を勝利した錦織選手は、今シーズンの勝利数が「46」となり、
シーズン勝利数の最多記録はまだまだ更新中となっています。

全米オープンの決勝で敗戦したとは言え、続くクアラルンプール、そして東京と
簡単に負け試合を見せることがないですからね~。


後、3つ。


2年ぶりの東京ファイナル、そしてトロフィーも少し見えてきましたね!


2014年楽天ジャパンオープン-錦織圭が初戦突破!

2014年楽天ジャパンオープン錦織圭の初戦

さぁ、日本のエースにとって、キャリア2度目の優勝を目指すための初戦が始まりました。


それにしても、今年の日本のスポーツ界は、“クロアチアと縁”がありますね~。


サッカーの「2014FIFAワールドカップ」でオープニングゲームとなった「ブラジル VS クロアチア」の主審を務めたのが日本人審判で、

錦織選手が、全米オープンで敗れた相手である「マリン・チリッチ」はクロアチア人。


先日の「バレーボール世界選手権」の女子チームの第2次ラウンド初戦。
格下だから、勝てるだろうと言われていた相手がクロアチア。

フルセットの末、残念ながら日本チームは敗戦してしまいましたけどね・・・。


そして、日本へ凱旋帰国した錦織選手が、この「楽天ジャパンオープン」で対する初戦の相手が、
クロアチアの「イワン・ドディグ」ですね。


錦織選手が「マスターズ1000」で初の決勝へ進出した5月の「マドリード・マスターズ」で、このドディグと対戦していて、今回が今年2度目の対戦となります。

マドリードではストレートで勝利していましたが、この東京でも「6-3、6-4」のストレート勝利。
多くの日本人の観客を前に、順当に勝ち上がりを見せてくれました。


「ニューヨークでは、初のグランドスラム決勝の舞台でプレッシャーを感じていた。
でも、ここでは多くのサポートを受けることができる。」

「クアラルンプールで勝てたことは自信になった。
ここでは、観客や対戦相手のことを気にしなくて良いし、ホームゲームとしていつも良いプレーが出来ていると思う。」

と語った錦織選手。


2回戦の相手は、レフティーの「ドナルド・ヤング」ですが、これまで2回戦って、負けたことのない相手となります。
今シーズン4度目の優勝を目指す戦いも、順調に名乗りを上げそうですね!


↓錦織 VS ドディグのハイライト動画


2014年楽天ジャパン・オープン-シード選手が次々といなくなる?!

2014年楽天オープン

今年の「楽天ジャパン・オープン」は、シングルスもダブルスも波乱が続出していますね~。

シングルスでは、第2シードの「ダビド・フェレール」が、同じスペイン人である「マルセル・グラノーラス」に、「4-6, 6-4, 6-4」で敗れました。

これまでの対戦で、グラノーラスに負けた事のなかったフェレールですが、 「2ndで集中をなくした。
最近、良いプレーができていないんだ。
結果が悪い傾向にあるね。」

と、初戦敗退、そしてツアーファイナルが少し遠のく痛い黒星となってしまいました。


そして、第5シードの「ジョー=ウィルフリード・ツォンガ」は、予選から勝ち上がってきた「ミケール・プレジスニー」に「4-6, 7-5, 7-6(9)」でまさかの初戦敗退。

ファイナルセットで、「6-4」、「8-7」と二度のマッチポイントを手に入れたものの、勝ちきることが出来ませんでした。

「風邪にやられて、思うようなテニスが出来なかった・・・。」

と語ったツォンガは、日本に来てから体調を崩し結局初戦敗退となってしまいました。


さらに、このプレジスニーは、出場しているダブルスでも初戦で、なんと
「ブライアン兄弟を撃破」
しましたね。

全米オープンで100度目のタイトルを獲得したブライアン兄弟でしたが、こちらもまさかの初戦敗退となってしまいましたね。

「彼らのことをもの凄く尊敬しているよ。
だから、やれるだけやってやれ、と思った。
だって、失う物なんて僕らにはないんだから。」

とプレジスニーとペアを組んだ「ピエールユーグ ヘアバート」も語ったように、
ブライアン兄弟に勝利したことが信じられない、という感じでしたね。


さらに、第6シードの「ロベルト=バウティスタ・アグ」も、フランスの「ジル・シモン」に初戦敗退。

アグが、2ndセットで5度のマッチポイントを掴むも、このセットを落とし、最終セットを

「右足ケガによる棄権」

と言う形で、東京を去ることになりました。



そして、トップシードで、ランキング4位の「スタン・ワウリンカ」。

この人まで初戦で敗れてしまいましたが、倒した選手は日本の「伊藤竜馬」選手ですね!


「彼は、とても良かったね。
特に1stセットの終盤は、本当に攻撃的だった。」

と、ワウリンカも伊藤に脱帽しながら、改めてトーナメントの初戦の難しさを感じたようです。


伊藤選手は、キャリアで「初めてTop5選手を倒した」事にもなりました。


日本か中国か・・・?!


現在、東京と北京で行われているそれぞれの「ATP500」の大会で決勝まで残れば、11月の「ツアーファイナル」に出場する事が確定するはずだったワウリンカ。

結局、強豪選手が集まった「北京・オープン」を避け、この「楽天ジャパン・オープン」を選択したのですが・・・。


まぁ、初戦でTop100圏外の選手に敗れることになるとは想定外だったでしょうね~。


ワウリンカは、昨年の7月に行われた「トップシェルフ・オープン(ATP250)」でも、当時ランキング240位だった「ニコラス・マハトゥ」に敗れていますが、2年連続Top100圏外の選手に敗れてしまったことになるのです。



シード選手が順調に勝ち上がっている「北京・オープン」と打って変わって、
この「楽天ジャパン・オープン」では、次々とシード選手が消えていきますな・・。


第8シードの「アレクサンドル・ドルゴポロフ」も初戦敗退、
第7シードの「ケビン・アンダーソン」は2回戦敗退。


つまり、残っているのは・・・、

第3シードの「ミロ・ラオニチ」と
第4シードの「錦織 圭」

の二人だけとなってしまいましたね。


この20代半ばの世代では、新しいライバル選手として見られている二人だけが順当に残ったわけです。


勝ち残っている選手の中にも、元々ランキングTop10圏内にいた選手も残っているので、簡単に勝ち上がることは難しいかも知れませんが、

錦織選手にとっては、久々に帰国した地元日本の地。

また新たに「トロフィーを掲げる姿」を見せてほしいものですね!