マスターズ1000

2014年マドリード・オープン-マレーが撃破・・・される?!

2014年マレーVSヒラルド

第7シードとして登場していた「アンディ・マレー」が、先月のバルセロナ・オープンで錦織選手に敗れ準優勝で終わったコロンビアの「サンティアゴ・ヒラルド」にまさかのストレート負け(6-3、6-2)を喰らってしまいました。


それにしても、ヒラルドの調子が良いんでしょうね~。


マイアミが終わった3月終わりの時点では86位にいたヒラルドも、現在は46位。
そして、このマドリードが終わるとキャリアハイの「36位」まで順位を上げてきます。

「彼は、最初から最後までとてもよかったし、ミスもほとんどなかった。
自分は2ndセットで強いショットを十分に打つことが出来なかった。
終盤は、彼に対してエラーを誘うようなプレッシャーを与えられなかった。」

と、淡々と敗戦の弁を語ったマレー。


これまで、20回ものTop10選手を倒す機会に恵まれながら、これが自身初となる
「Top10選手撃破!」
となったヒラルド。

「マスターズ1000」で準々決勝に進んだのが、初めてであれば、先月のバルセロナでは「ATP500」でファイナリストになったのも初めてのこと。


ヒラルドにとっては、初物づくしが続いている、というわけですね。


4月に入ってから、ヒューストン(ATP250)で準決勝、バルセロナ(ATP500)で決勝、そしてここマドリード(マスターズ)で準々決勝進出と、1ヶ月ちょっとで「10勝」を稼いでいるヒラルド。


次戦は、地元スペインの「ロベルト=バウティスタ・アグ」を迎えます。

ヒラルド対アグ


この両者、現在のランキングも近ければ、年も同じ。
そして、初対戦となるわけですね。


アグは、本来フェデラーが座っていた位置に代わりに入って来た”ラッキールーザー”を倒して、初となるマスターズ準々決勝へと進んできました。


アグは、今年の全豪オープンで、当時ランキング5位にいた「ファン・マルティン・デル=ポトロ」をフルセットの末に倒しています。


「明日のヒラルドは、この高地で戦うことに慣れていると思う。
タフな試合になるよ。
願わくば、良いプレーをしたい。
自分にも準決勝に進む可能性はある。」


大会が始まる前は、「フェデラー VS マレー」を予想していただけに、この組み合わせは全く考えもつかなかったですねぇ~。

調子のいいヒラルドに対し、試合巧者のアグがどのように対応するか・・・。

どちらが勝ち上がっても、マスターズの4強は初となります。

Big4(ナダル、ジョコビッチ、フェデラー、マレー)のいずれかが優勝することが多かった
「マスターズ1000」。
先月のモンテカルロで「スタニスラス・ワウリンカ」が優勝したように、今回も誰が優勝するか全く分かりませんね。

Big4で唯一8強に残ったナダルがそのまま大会2連覇を勝ち取るのか・・・

マドリードも大詰めが近づいています!


↓マレー VS ヒラルドのハイライト


2014年マドリード・オープン-錦織圭が2年連続準々決勝進出とマドリードでのTop10入りなるか!

2014年マドリードオープン2年連続で準々決勝へ

今年の錦織圭選手は、クレーでも強さを発揮していますねぇ~。

先月、バルセロナ・オープンで初のクレータイトルを獲得して以降、乗り込んできたこのマドリードでもここまで3連勝!

今年のクレーシーズンで現在8連勝中となりました。


3回戦の相手は、第8シードでビッグサーバ、錦織選手と同年代の「ミロ・ラオニチ」でした。


結果的には、「7-6(5)、7-6(5)」と2セット続けてタイブレークによるストレート勝利となりましたが、
試合序盤は、ビッグサーバのラオニチに試合の主導権を奪われる展開となっていました。


1stセットは、セットカウント「2-5」という劣勢からタイブレークまで戻します。

ブレークされてもずるずると、相手に流れを渡さないところに、今年の錦織選手の強さが見えましたね。

一転、2ndセットは、サービスキープが続く息の詰まる展開。
しかし、タイブレークで逃げ切った錦織選手が2時間を超える試合に終止符を打ちました。


錦織VSラオニチ

試合展開もご覧の通りのほぼ互角。
ウィナーによるポイントも5ポイントの差しかありません。

この世代では、やはりこの2人の実力が少し抜けていますからねぇ。
この先も「Top10選手」として、しのぎを削ってほしいなぁ、と思いますよ。


「本当にタフだった。
ラオニチに対してラリーの展開に持ち込めず、リズムに乗れなかった。
彼は非常に攻撃的で良いプレーをしていたし、本当に接戦だった。
でも勝って、マスターズで準々決勝に行けたことは嬉しい。
自分にとっては大変な相手だったけど、自分の良いプレーができたしとても自信になった。」

と錦織選手は語っています。


さて、準々決勝の相手は、地元スペインのベテラン「フェリシアーノ・ロペス」となります。

錦織とフェリシアーノ・ロペス

対戦成績は、「2勝2敗」ですが、直近では錦織選手の地元となる昨年の「楽天オープン」でロペスを破っています。
しかし、クレーコートでは2011年、ロペスの地元であるの「バルセロナ・オープン」の3回戦、ストレートで錦織選手が敗れています。


「彼は厄介なプレーヤーだ。
とても速いし、リターンもとてもよい。
たくさんの自信をつけた時期に来ているだろう。
彼はクレーの前哨戦となったバルセロナで勝利している。
あそこでは唯一、偉大なプレーヤーだけが勝つことが出来るんだ。」

とロペスも錦織選手を評しています。


ロペスは、3回戦を相手選手の棄権により試合をせず、準々決勝に進んできたことが”吉”と出るか”凶”と出るかかですねぇ・・・。


とにかく、同じように錦織選手にとっても、ロペスは厄介な相手となりそうです。


さて、「2014年マドリード・オープン-錦織圭Top10への展望」でも書いたように、錦織選手の「Top10入り」がこのマドリード・オープンで現実味を帯びてきましたね~!

というのも、同じく3回戦で、ランキング10位の「ジョン・アイズナー」が「ダビド・フェレール」に敗れました。

・・・ということは・・・

ミロ・ラオニチ 2,625pt(確定)
ジョン・アイズナー 2,600pt(確定)

錦織選手は、昨年と同じ所まで今年も進んできました。


つまり・・・・・


「フェリシアーノ・ロペス」戦に勝利すると、「+180pt」が入り、トータルで「2,620pt」。

日本人初の快挙となる

「ランキング10位」

と、Top10圏内に突入です!!


気が早いですが、もし、決勝まで進めば・・・

ラオニチも抜いて「ランキング9位」
と、一気に”一桁台”ですよ。

フェデラーが、マイアミで錦織選手に敗れた後、予想した通りになるかどうか・・・。


マスターズでの4強へ向け、Top10へ向け、
日本のエースの快進撃はまだまだ続いていきます!


↓錦織圭 VS ミロ・ラオニチ(2ndセット途中からのハイライト)


2014年マドリード・オープン-ナダルとマレーが危なげなく初戦を突破!

ナダルが2014年マドリード初戦突破

今年のマドリード・オープンにもようやくNo.1の男が帰ってきました。

ランキング1位で、昨年のマドリードの覇者である「ラファエル・ナダル」が初戦を「6-1、6-0」と圧勝。
アルゼンチンの「ファン・モナコ」をストレートで破りました。


2014年マドリードナダルVSモナコ

珍しいパターンかもしれないですが、モナコが取ったゲームは「ブレークにより取った1ゲーム」のみで、自身のサービスゲームは1つも取れなかった、ということになりますね。


試合時間1時間ちょっとの完勝で、3回戦へと順当に進みました。


「良く動けていたし、普段のクレーでのプレーよりも良かったよ。」

そう語るナダルは、今回の勝利で、キャリア通算「684勝134敗」
となり、
アメリカの黒人選手だった「アーサー・アッシュ」を抜き、
勝利ランキングが全体で11位となりました。

それにしても、ナダルは負け数が圧倒的に少ないんですねぇ~。


ナダルの活躍はこれからも続いていくでしょうし、現在10位の「ボリス・ベッカーの713勝」を越えていくのも時間の問題でしょう。


「どんなに自分が多くの勝利を重ねても、アッシュと並んだのはとても嬉しいよ。
彼のような選手と同じレベルに到達することが、自分にとっていつも大きな達成感となるんだ。」


さて、そんなナダルの次の相手は、フィンランドの「ヤンコ・ニエミネン」となります。

2014年マドリードナダルとニエミネン
対ニエミネンには、「7勝0敗」とナダルが圧倒しています。
・・とは言え、先月のバルセロナでは、「10勝0敗」と得意にしていた「ニコラス・アルマグロ」に負けてしまったんですけどね・・。

「マスターズ1000」で26度の優勝を誇りながら、4月は少々調子を落とした感のあるナダルは、
このマドリードでは、幸先の良いスタートを切りました。


さて、2分割ではナダルと同じドローになる「アンディ・マレー」は、そのアルマグロを倒して、3回戦へと進出しました。


「彼は、このサーフェスでは相当タフだからね。」
先月のバルセロナ・オープンでナダルを破ったアルマグロでしたが、
続けて”Top10選手撃破”とは行かなかったようです。


試合に勝ったマレーは、恒例のテレビカメラのレンズに
「Balley(今週、30歳で癌により死去したエレーナ・バルタチャさんの愛称)」
をサインしました。


マレーは、昨年5月の「ローマ国際」以来となるクレーコート参戦でした。

このマドリードでは、2008年にタイトルを獲得するも、その時は「ハードコート最終年」。
翌年からマドリードは、ローランギャロスの前哨戦として「クレーコート」になったわけですが、
マレーは、キャリアで28のタイトル中、今だクレーでのタイトルを獲得したことがありません

悲願のクレー初優勝を目指し、今年はローランギャロスまですべて出場予定のマレー。

特に、このマドリードはジョコビッチやフェデラーの欠場、ワウリンカの敗退など、
上位選手のいない大会となっていますから、

タイトル獲得のチャンスは非常に大きくなっていますね。


さて、マレーの次戦は、コロンビアの「サンティアゴ・ヒラルド」です。


そうです。先月のバルセロナ・オープンで錦織選手と決勝を戦った相手ですね。

見事にシード選手の「ジョー=ウィルフリード・ツォンガ」を倒して勝ち上がってきました。

2014年マドリードマレー対ヒラルド

前回の対戦は、2012年のローランギャロスでしたが、マレーの2勝とも”クレーコート”なので、
多少マレーに分があるかな、という感じです。


久々にナダルとマレーの対決も見てみたいですし・・。
順当に勝ち上がってほしいものですね!


↓とりあえず、簡単なハイライト動画はこちらです
各選手のハイライト動画はこちら(5分弱)

2014年マドリード・オープン-錦織圭とミロ・ラオニチが3回戦で激突!

錦織圭VSラオニチ

「2014年マドリード・オープン-錦織圭Top10への展望」

でも書いたように、錦織選手のTop10入りの最大の障壁となる「ミロ・ラオニチ」との戦いが実現しました。

まずは、この人を叩かないと今回マドリードでの「Top10入り」はありませんし、敗れると錦織選手の保有ポイントも減ることになりますから、ここは何とか突破したいところですね。


両者の唯一の対決は、記憶にも新しい2012年の「楽天オープン決勝」でした。

地元でキャリア2度目の優勝をかけて戦ったラオニチ戦は、苦労しながらも見事に勝利。
有明コロシアムで見事に錦織選手の”リフト・ザ・トロフィー”となりました。


今回、第8シードで登場のラオニチは、初戦がなく、2回戦からの出場。

つまり、1試合分は体力を温存している、ということになりますね。


そんなラオニチは、キャリアで上げた5勝の全てが「ハードコート」となります。

現在「イワン・リュビチッチ」と「リカルド・ピアッティ」に師事しているラオニチは、決して得意とは言えないクレーコートでも自信を深めているようです。


「とても良い状態だよ。
とても気分がいいし、これまでのクレーでのプレーよりいいと感じている。 マドリードの環境だと、球足が速くなってバウンドも高くなる。
でも、それは過去に上手くプレーできたと感じているし、楽に感じたことさ。」

錦織戦を前に意気込みを語るラオニチ。

1月の思わぬ足のケガから3月には復帰。
インディアンウェルズとソニー・オープン、4月のモンテカルロで、すべて準々決勝まで残り、ランキングも自己最高の9位まで上げてきました。


Top10の常連となりつつある、錦織選手の1つ年下となるラオニチは、
「いつまでも成長しつづけること。
同じレベルでやっていたら、周りの精鋭達にすぐに先を越される。」

と、Top10であり続ける心構えを語っています。


今回、もしラオニチをこの3回戦で倒せば、「スタニスラス・ワウリンカ」の出てこない「準々決勝」となります。
「ラオニチが3回戦まで進んできた」ということは、このマドリードで錦織選手はベスト4に残ったとしても、ランキングでラオニチを抜くことは出来ません。

↓詳しくはこちら
「2014年マドリード・オープン-錦織圭Top10への展望」


ランキング10位のアイズナーも順当に初戦、2回戦と勝ち上がって3回戦へ進出していますから、
錦織選手のベスト4進出だけでは、マドリード中の「Top10入り」は難しくなります。


また、調子の良いときは運も味方になってくれるのか、今回勝ち進めば準決勝で当たる可能性のあった「ノバク・ジョコビッチ」が欠場していますからねぇ~。


今の勢いとプレーの様子だと、決勝戦でナダルと・・・
という可能性も十分にありえるのです。


・・・と先走ってもしょうがないですし、とりあえずラオニチ撃破!

期待しましょー!!


2014年マドリード・オープン-ドルゴポロフがフォニーニを撃破

ドルゴポロフがフォニーニを撃破マドリード

この大会も台風の目になりそうなウクライナの「アレクサンドル・ドルゴポロフ」。

初戦で、第13シードのイタリア「ファビオ・フォニーニ」と対戦し、見事に「7-5、4-6、6-3」で2回戦へと駒を進めました。


20回ネットに出たドルゴポロフが、18回成功し、2時間越えとなった試合を制しました。

この組みは、第2シードの「ノバク・ジョコビッチ」が棄権をしていますから、3回戦そして準々決勝へと進出してくる選手は、簡単に予想できないですね。


その中でも、今シーズン、これまでの各大会で並み居るシード選手を破ってきたドルゴポロフが、今回のマドリードでも苦しみながらですが、幸先の良いスタートを切りました。


■今シーズンドルゴポロフが倒したシード選手
○リオ・オープン
ダビド・フェレール(6-4、6-4)

○インディアンウェルズ
ラファエル・ナダル(6-3、3-6、7-6(5))

○ソニー・オープン
スタニスラス・ワウリンカ(6-4、3-6、6-1)


さて、次の相手は「イェルジ・ヤノヴィッツ」を破ったラトビアの「エルネスツ・ガルビス」となりました。

ドルゴポロフVSガルビス

先月の「モンテカルロ・マスターズ」で対戦した両者ですが、この時にはドルゴポロフが勝利していますね。

「彼は全てのショットがいい。
時々、試合に影響するぐらいにコートではちょっと熱くなってしまうけど。
まぁ、それはさておき、信じられないような良いプレーを見せるね。
彼が試合を主導するとボールを簡単に追えないんだ。
彼とプレーすることは大変さ。
彼がどれだけ良いプレーをするかは分からない。
だから、彼に多くのショットを打たせる必要があるし、それでいくつかエラーをしてくれるんじゃないかな。
こちらもリターンショットと守備をよくしなければならないね。」


同じ1988年生まれの二人が、今年2回目のクレー対決で激突です!!


↓ドルゴポロフ VS フォニーニのハイライト(長め)

2014年マドリード・オープン-Top10入りを目指す錦織に立ちはだかる2m8cmの男

先日、「2014年マドリード・オープン-錦織圭Top10への展望」

でも書きましたが、

現在ランキング12位の錦織選手が、このマドリードでTop10入りするために重要な2人の人物の内1人である

アメリカの「ジョン・アイズナー」が初戦に登場しました。


今年のアイズナーは、1月の「ハイネケン・オープン(オークランド)」でタイトルを獲得していて、今シーズン2度目のタイトルを目指しています。


準々決勝には上がってきてほしくないんですが(笑)、順当に初戦を突破してきましたね~。

今年、オークランドの優勝と合わせて、インディアンウェルズとデルレイビーチではベスト4まで残っています。
しかし、全豪オープンでは初戦敗退、
4月の今年最初のクレーでの大会となったヒューストンでも初戦敗退、
ヒューストンは前年にタイトルを獲得した大会であり地元ということもあって、期待されたのですが残念な結果となっていました。


モンテカルロを休んで、1ヶ月ぶりにツアーに参加しているアイズナーですから、休養は十分でしょう。

「今シーズンは浮き沈みがあるね。
」 いくつかの大会で初戦を落としてきたけど、最初の試合に勝てたトーナメントではそこから勝ち続けていけるんだ。
今のところ今年の出来には満足しているよ。
アメリカ以外でどうやって戦っていくかがすべてで、より良くプレーする必要があるし、幸先の良いスタートが切れて良かったよ。」

と語ったアイズナー。

「ティムラズ・ガバシュビリ」を相手にストレート勝利となり、今シーズンクレーでの初勝利となりました。


「2m08cm」と高身長のアイズナーは、マドリードの気候や環境のおかげで、クレーでのボールのバウンドが自分の身長に合う高さまで跳ねてくれることに、アドバンテージを感じているようですね。

「今日のように暖かく夏のような時には、実にとても速いタイミングでプレーできるしボールが高く跳ね上がる。
今日がそのケースで、それは自分にとって有利なことさ。
今日のような試合を勝つことで自信になるね。
負けた後でも試合をして、そして勝つことが出来て、というたびに前進しているという自信を与えてもらえるんだ。」

アイズナー自身が語っているように、今シーズンは初戦を突破すると、その後はすべて良い結果を残していますからね~。

簡単には負けてくれないかもしれません(苦笑)


「ここのクレーは好きだし、街も美しいから大好きさ。」


その自信は、まるで2011年のローランギャロスで、ナダルを
「4-6、7-6(2)、7-6(2)、2-6、4-6」と苦しめた時のような強さを感じますね。


元々、どのコートでも得意不得意がないプレーヤーですから、その大会の波に乗ると手強い相手になるかもしれせん。


さて、アイズナーの2回戦は、初顔合わせとなるオーストラリアの「マリンコ・マトセビッチ」となります。


アイズナーVSマトセビッチ

アイズナーにとっては、この2回戦も相当有利に試合を運べそうですね!


2014年マドリード・オープン-錦織圭がイワン・ドディグを倒し初戦突破!!

2014年マドリード・オープンで初戦を突破した錦織圭

2014年のマドリードの地で、「錦織圭」が初陣を勝利で飾りました!


対戦相手のクロアチア「イワン・ドディグ」とは、これまで「1勝1敗」と五分。

昨年のスイス/バーゼルの大会では、あっさりとストレート負けを喰らっていましたが、
今回は「6-4、6-4」のストレート勝利で”リベンジ”を果たしました。

これで、4月、5月と今だ負けなしの6連勝。
それにしても、今年のクレーでは、安定感のある強さを見せつけていますね。

「良いスタートが切れました。
最初のゲームでブレークできたのが良かった。
彼との対戦は簡単ではないです。
良いサーブを持っているし、ネットにも出てくる。
でも、自分が本当に良くプレーできていたと思います。

2ndセットの3-2の時点で、悪いゲームが1つあったけど、
それ以外はほとんど完璧な試合でした。」

と、勝利にも手応えを感じた様子の錦織選手。


昨年、この地で「ロジャー・フェデラー」を倒した相性の良い地で、最高のスタートを切りました。

さて、2回戦の相手は、スペインの「ギエルモ=ガルシア・ロペス」となりました。

錦織 VS ガルシア・ロペス

なんと、この両者は2008年以来実に6年ぶりの対決となりました。


ガルシア・ロペスは今年の4月、アフリカで唯一開催される「ハサン2世グランプリ」で、タイトルを獲得しています。
(「ハサン2世グランプリ」の記事はこちら)


前回のタイトルは、今年から中国の「深セン」へと移りますが、2013年までタイで開かれていた「タイ・オープン」で、2010年にタイトルを獲得していますから、自身3年半ぶりのタイトルとなったわけですね。


そして、その翌週の「モンテカルロ」では、準々決勝まで進み、ジョコビッチに敗れたものの、
非常に強いショットを放つ良い試合を見せていました。


前回、錦織選手が勝ったとは言え、今ではお互い実力も向上しているでしょうから、
初対戦のような気持ちで戦いに臨むでしょうね。


ガルシア・ロペスもクレーに入ってから良い戦いをしていますが、
現在の錦織選手の調子であれば、それほど苦労する相手ではないかな、という感じがします。


何せ、ここを越えると次がおそらく同年代のライバルである
カナダの「ミロ・ラオニチ」となるでしょうからね~。


ランキングで「Top10入り」を果たすためにも、ガルシア・ロペス戦は”絶対に負けられない戦い”となります!


2014年マドリード・オープン-注目選手達の展望と現役選手で2人目の記録とは

ナダル5月攻勢なるか

年間、スペインで開催されるツアートーナメントは3つ。
その内の一つとなる現在開催中のマドリード・オープン。


前年覇者は、クレーの王者、「ラファエル・ナダル」でした。

メディアなどでも、

「4月に1つのタイトルも獲得できなかった」
「どうしたんだ、ナダル」


など、その不調ぶりを大きく取り上げられていました。
4月はモンテカルロ、そしてバルセロナと得意なクレーコートで、続けて準々決勝での敗退。

本来、他のプレーヤーが続けざまに準々決勝まで進めば、心配されることはないのですが、
ナダルに至ってはそうはいかないようですね。


しかし、ナダルにとっては、これらの敗北を「不調」とは捉えていないようです。


「負けてしまって、辛く不安を抱えたのは事実。
でも、それはもう起こったことだ。
何回か話したと思うけど、モンテカルロやバルセロナで12回も勝とうとは思っていない。
それはおそらく普通じゃないよ。
正しくはおそらく準々決勝で3回負けることが普通だと思う。
過去9年に起こっていたことは普通じゃなかったんだ。」

と、バルセロナでの敗退以降も、激しい練習を行ってきたナダルが、自分のこれまでの”無敵ぶり”について言及しています。


「多くの事を変える必要はないよ。
小さな事だけでいいと思う。
その小さな変化がその内大きくなっていくんだよ。
それが今は正しく機能していると思う。」
“不調、不調!”と周囲で騒がれても、動じない姿がここにありますね。


「今までもそうやってきたように、適切なトレーニングをしてきた。
これで本当、上手くいくと思っているよ。
バルセロナで負けてからもずっとそのトレーニングをしてきた。
マドリードで良いプレーが出来るようにトレーニングしたさ。
もし、上手くいかなければ、次はローマだし、それでもだめならパリに向かうさ。

それだけなんだよ。
ずーっずーっと続けていって、そして物事は上手くいくようになるんだ。
毎日そうやっているのさ。
こんな辛い事があったなら、強くなって戻ってくればいい。
それは正に、今自分がやっていることだよ。」


と語るナダル。
“王者”であっても、”無敵”ではないナダルにとっては、不調から這い上がるわけではなく、
負けてしまったので、また負けないように練習を積み重ねているだけなんですね。


地元スペインのマスターズ1000では、当然観客の多くが味方となってくれます。


「このマドリードは本当に素晴らしいよ。
自分に与えてくれるエネルギーは、他の大会とは何か違うんだ。」


「ロジャー・フェデラー」と並ぶ、マドリードでの3回のタイトルを獲得しているナダル。

第2シードで出場予定だったジョコビッチが、右手ケガの再発で欠場を余儀なくされた中、
4度目のタイトル獲得に向かう戦いが始まります。


そして、このマドリードでは、珍しく「連覇を達成している選手がいません」
(※前進のストックホルムで開催されていた頃には、「ボリス・ベッカー」が2連覇を達成しています)

今回のナダルには、マドリード初の連覇も射程に入っているでしょうね。


インドアハードからクレーに変わった2009年以降、毎年
ナダル
ジョコビッチ
フェデラー
が必ず優勝してきたこのマドリード。

同じく3度のタイトルを獲得しているフェデラーは、今回が11度目のマドリード出場となります。

2012年シンシナティ以来の「マスターズ1000の優勝」を目指しているフェデラーは、
今年の1回目、2回目のマスターズの戦いは、「準優勝」で終わっています。
このマドリードで、久々のマスターズタイトル、そして最多タイとなる4度目のタイトルを掴みたいところでしょう。


そして、元世界ランク1位の「レイトン・ヒューイット」。
ヒューイットは、現在クレーコートでの成績を「98勝54敗」としています。


このマドリードで、2勝すると「クレーコート100勝」を達成することになります。
そして、現役選手では、現在1人しかいない
「ハード、クレイ、グラス3つのコートで100勝以上」
の2人目となる可能性も高まってきました!


フェデラーとヒューイットだけハード、クレイ、グラス全てで100勝以上

グラスコートは、現在の年間大会数が「6」しかありません。
ウィンブルドン以外は、すべて大会グレードが「ATP250」ですから、試合数も少なく
現役中にグラスコートで100勝を達成するのは、本当に難しいと思います。


長くTop選手としてプレーしてきた証でもありますね。


さて、今年のこれまでのツアーを見ると、この5月は一波乱、二波乱、
そして「意外なタイトルホルダー誕生」という可能性もありそうです。


クレーシーズン本番を迎え、さらに疲れが少し出てくるこの時期に、
各選手の戦いぶりと日本のエースの戦いに、見ている方も手に汗握る1ヶ月が始まりそうですね・・。


2014年マドリード・オープン-アンディ・マレーのクレーシーズン

クレーが少々苦手なマレー

男子テニス界のBig4と言われる「ラファエル・ナダル」、「ノバク・ジョコビッチ」、「ロジャー・フェデラー」、そして「アンディー・マレー」。

この4人の中で、今シーズン唯一”タイトルを1つも獲得していない”のが「アンディー・マレー」となります。


マレーはキャリアで28度のツアータイトルを獲得しているのですが、
実は「クレーコートでは1度もタイトルを獲ったことがありません」。
(2008年に、ここマドリードで優勝していますが、これがマドリード最後のインドアハードの年。
翌年からマドリードはクレーコートに変更されました。)


キャリア通算440勝を誇るマレーも、その内クレーコートでの勝利は1割強の「55勝」。
昨年のヨーロッパクレーシーズンの成績は「3勝3敗」

■モンテカルロ・マスターズ
3回戦敗退(対スタニスラス・ワウリンカ)

■マドリード・オープン
準々決勝敗退(対トマス・ベルディヒ)

■ローマ国際
初戦敗退(対マルセル・グラノジェルス)


と、ヨーロッパのクレーシーズンはあまり奮わなかったのです。


デビスカップを除けば、マドリード・オープンが今シーズン初のクレーでの大会となります。

地元ウィンブルドンでは、兄でダブルス専門の「ジェイミー・マレー」などと共に汗を流したようですし、
その後は、スペインでは「ダビド・フェレール」と、フランスでは「ジョー=ウィルフリード・ツォンガ」とクレーコートでの練習を重ねてきたようです。

そして、まず迎える1つ目のマドリードで、心身共に最高の状態を準備してきたマレー。

「大切なのは、メジャー大会のコートで自分の最高の姿を皆さんに見せること。
そのためにもトレーニングを積んできたし、どうか見守っていてください。」


悲願のクレーコート初タイトルを掛けて、復調してきた第7シードのマレーがどのようなプレーを見せてくれるか非常に楽しみですね!


2014年マドリード・オープン-ジョコビッチが欠場

2014年のマドリードを欠場するジョコビッチ

「マドリード・オープンに参加しないことになってしまい、大会関係者並びにスペインのファンの方々にお詫び申し上げたい。」


モンテカルロ・マスターズの準決勝で、「ロジャー・フェデラー」に敗れた後、右手首のケガの状態を発表したジョコビッチが、5月最初のマスターズである「マドリード・オープン」に参加しないことが決定しました。

いやぁ、モンテカルロ後の発表では、”それほど大したことではない”、という感じでしたが、
どうやら痛みが再発してしまったようですね。


先日、ツイッターでエレナ夫人の妊娠を発表したばかりで、この5月のさらなる飛躍が期待されていただけに、非常に残念な結果となってしまいました。


「大きな大会の1つであるマドリードでプレーするために、何でもやってきました。
しかし、不運にも右手の痛みが再発してしまいました。
今は、痛みを治して回復するまでに時間が掛かるかもしれません。
ローマに向けて準備したいと思います。」


3年前の2011年に「ラファエル・ナダル」を破って、マドリードでの初優勝を飾ったジョコビッチ。
今年は、自身2度目のマドリードのタイトル、
そして、ランキング1位の座を奪い返すための戦い・・・

となるはずでしたが、とにかく早期復帰に向けて万全に治してほしいですよね。


幸いにも、他の「マスターズ1000」の大会に比べて、このマドリードは、
昨年、初戦(2回戦)で「グリゴール・ディミトロフ」に敗れたため、
保有ポイントが少ないのです。

今回、マドリードを欠場しても、失うポイントは「たったの10pt」。

まぁ、そういうことも鑑みて、今回”大事を取った”ということでもあるのでしょう。


「来年、マドリードに戻ってきたい。」

そう語ったジョコビッチ。
次のローマまで、1週間・・・。


元気な姿で戻ってくることを願ってやみませんね。。。