男子テニス

2014年ツアー・ファイナル-ジョコビッチが錦織圭にフルセットの末勝利!

2014年ジョコビッチが3年連続決勝戦へ

「6-1,3-6,6-0」

最終セットをベーグルで、今年一年の長かったシーズンを終えた錦織選手。

多くの栄冠と大きな印象を残した錦織選手の一年の締めくくりは、「ツアー・ファイナル準決勝」の舞台で王者「ノバク・ジョコビッチ」との対戦となりましたが、硬さの残る少し残念なプレーと共に、来年以降の可能性も秘めたプレーを見せてくれました。


3年連続で、ラウンドロビンから無敗での決勝進出を果たしたジョコビッチですが、
この大会の準決勝戦で初めて、ブレークを奪われ、そしてセットを落としたことにもなりました。


「1stセットと3rdセットは自分の思い通りだった。
2ndセットは、ブレークされ、集中を失った。
圭が1stセットには見られなかったショットを放つようになったしね。
彼は、俊敏な選手で、世界でも最も将来性のある選手の一人だ。
今年、多くのタイトルを獲得したのは、どのサーフェスにも対応できるからだし、
」 こちらが少しでもちゅうちょしたら、サービスゲームでプレッシャーを掛けられてしまう。」

と語ったジョコビッチ。

スコアだけ見ると、ジョコビッチの圧勝にも見えますが、
実際、試合を終えた後のジョコビッチに、勝利に対する満足感のようなものは感じられませんでしたね。


「彼が、ブレークしていたら違った展開になっていただろう。」

とジョコビッチが話した3rdセットの第1ゲーム。

錦織選手には、「40-15」と2度のブレークチャンスがやってきたのですが、 錦織選手得意のストローク戦で、2本ともミスショットで「デュース」となってしまい、
結局、このゲームを取ることが出来ませんでした。


このゲームを獲得できたことが、「運がよかった」とジョコビッチが語った通り、その後は流れが完全にジョコビッチの方に傾いてしまいましたね。


これで、ジョコビッチは、インドアコートで「31連勝中」となり、
「3年連続ファイナル無敗優勝」
も見えてきました。


一方、敗れた錦織選手は、観客の大声援を受けながらも初出場となったファイナルをベスト4で終えることになりました。

「終わったなという感じ。
最後のセットは、1セットも取れなかったが、序盤にチャンスがいくつかあった。
最初のセットは彼があまりにも良すぎた。
2ndセットは、彼が少しきつそうだったし、自分もリスクを取った。
すべてが上手くいっていたと思う。」

悔しさを含みながら、語った錦織選手が非常に印象的でしたね。


今シーズンを「54勝14敗」という自己最高で締めくくった錦織選手。


束の間の休息を取って、来月末、つまり年末には2015年シーズンが始まることになります。
12月をしっかり休養とトレーニング時間に充てられるかどうか・・・

始まりとなるオーストラリアの地で、また元気な姿をみせてほしいものです。

↓ジョコビッチ VS 錦織のハイライト動画


2014年ツアー・ファイナル-ジョコビッチの年間1位が確定!

2014年11月ジョコビッチの年間1位が確定

ラウンドロビンを3連勝した「ノバク・ジョコビッチ」が2011年、2012年に続き3回目の年間1位を確定させましたね。


■「3回以上の年間1位達成者」

【6回】
・ピート・サンプラス

【5回】
・ジミー・コナーズ
・ロジャー・フェデラー

【4回】
・イワン・レンドル
・ジョン・マッケンロー

【3回】
・ラファエル・ナダル


そして、「年間1位」を獲得後、その後のシーズンで「年間1位」を逃したのに、その後に再び「年間1位」に輝いた選手は、これまでたったの4人しかいません。


■「年間1位」の再獲得に成功した選手

【1985年~1987年 → 1989年】
・イワン・レンドル

【2004年~2007年 → 2009年】
・ロジャー・フェデラー

【2008年 → 2010年 → 2013年】
・ラファエル・ナダル(2度達成)

【2011年~2012年 → 2014年】
・ノバク・ジョコビッチ


そして、上の年代を見ても分かるように、2004年から2014年まで、11年連続で「年間1位」は
ロジャー・フェデラー
ラファエル・ナダル
ノバク・ジョコビッチ

で占められているのです。


つまり、この3人は常に安定した成績を残し、例え調子の悪い年があってランキングを下げるようなことがあっても、「また新たなシーズンが始まれば復活して良い成績を残していく」、ということを続けているわけですね。

日本の錦織選手が大変なのは、”実は来年2015年シーズンである”、と言われているように
前年に良い成績を残した大会では、最低でも前年以上の成績を残さなければ獲得ポイントは減少していきます。

前年に優勝した大会では、仮にその年に準優勝してもポイントが減ってしまうため、
今年4つのタイトルを獲得し、全米オープンで準優勝した錦織選手が、どれだけ「Top5を維持できるか」はまず来年に注目したいところですね。


さて、ラウンドロビン「Group A」を1位通過となったジョコビッチは、
「3年連続ツアー・ファイナル優勝」
を目指しています。

イワン・レンドルが1985年~1987年まで3年連続優勝を達成して以来の快挙ですからねぇ~。
それを阻止する一番手として名乗りを上げた錦織選手が、今年3回目の対決をどのように演じてくれるか非常に楽しみですね!


2014年ツアー・ファイナル-フェデラーがインドアコート250勝目!

2014年ツアー・ファイナルフェデラーがラウンドロビン3連勝

「ツアー・ファイナル」のラウンドロビンを戦う「ロジャー・フェデラー」は、全く隙のないプレーで観衆を魅了してきました。

そして、最終戦となった「アンディ・マレー」戦も同様、たったの1ゲームしかマレーに与えず「6-0,6-1」で完勝となりましたね。


これで、フェデラーはキャリアでのインドアコート勝利数が「250勝」となり、フェデラーの現在のコーチでもある「ステファン・エドバーク」の「257勝」も目前となりました。

ビッグトーナメントではインドアコートも少なくなり、中々勝利数を伸ばすことが難しくなる中、フェデラーのこの記録は、本当に素晴らしいですね。

現役選手では、現在ケガにより欠場を続けている36歳の「トミー・ハース」が「144勝」で2位ですから、100勝以上の差があることになります。

Big4でも、2012年の「パリ・マスターズ」で「サム・クエリー」に敗れて以降、
「インドアコートで29連勝中」のジョコビッチもキャリアでは「113勝」。

「アンディー・マレー」は「106勝」。
キャリアで通算「700勝以上」上げている「ラファエル・ナダル」でさえ、インドアコードでは「65勝」ですから、フェデラーの数字が飛び抜けているのがよく分かりますね。


「自分が求めていた結果ではなかった。
今夜のロジャーのプレーはすべてうまくはまっていた。
そうするだけの力は持っているしね。」

と、完敗のマレーも脱帽していましたね。


マレーが、1試合で1ゲームしか取れなかったのは、2007年の「マイアミ・マスターズ」準決勝でジョコビッチに「1-6,0-6」で敗れましたが、それ以来となりました。


昨年は、ケガにより2008年からファイナルへ5年連続出場していたマレーは、1回の出場おきに準決勝進出を果たしていました。



■アンディー・マレーのツアー・ファイナル最終結果


●2008年
準決勝進出(準決勝でニコライ・ダビデンコに敗退)

●2009年
ラウンドロビンで敗退

●2010年
準決勝進出(準決勝でラファエル・ナダルに敗退)

●2011年
ラウンドロビンで敗退

●2012年
準決勝進出(準決勝でロジャー・フェデラーに敗退)

●2014年
ラウンドロビンで敗退


マレーの力であれば、来年もファイナルに残ってくるでしょうし、
流れで行けば、来年のファイナルは準決勝進出の可能性は高いかも知れませんね。


それにしても、フェデラーは圧倒的でした。

2005年、フェデラーも20代半ばで脂が乗っているときに、
「ツアー・ファイナル」の決勝戦で、「6-0,6-0」で完勝し優勝したこともありましたが、
この調子だと、誰もフェデラーを倒せる選手がいないのでは・・と思わせる動きを見せていますね。


「アンディーと対戦する時に、ベースラインからのプレーを支配できる事はそんなにないんだ。
でも、自分の思い通りにプレーすることが出来た。
本当に良い感じでプレー出来たよ。
彼に常にプレッシャーを掛ける事が出来たし、これ以上良いプレーはできないというぐらいに思えた。」

と、大舞台で何度も戦ってきたマレー相手に満足な勝利をつかみ取ったフェデラー。

これで、「Group B」からは1位で準決勝に進むことになりました。

ランキング通り、上位2人であるフェデラーと錦織選手の準決勝進出に、
まずは「乾杯」したいところですね!


↓フェデラー VS マレーのホットショット

2014年ツアー・ファイナル-ジョコビッチとワウリンカが準決勝進出!

2014年ファイナルジョコビッチが3連勝にガッツポーズ

「ツアー・ファイナル」の「Group A」は、ランキング1位、そして今年の年間ランキング1位も確定した「ノバク・ジョコビッチ」が準決勝へと進出しました。


対戦相手の「トマス・ベルディヒ」とは、今回が19度目の対戦で、ここ最近は「4連勝」。

スコアも「6-2,6-2」と危なげなく勝ち上がりましたね。


「確かに一番いい試合の一つと言っていいと思う。
これまでの2試合と同じように戦い続けたいと思っていた。
今日は多くのことが懸かっていたからね。
今日の試合に勝てば、年間1位を決められた。
長かったけど良いシーズンだったよ。」

と、「Group A」の1位通過と合わせて、今シーズンの「年間ランキング1位」が確定したジョコビッチ。

ランキング1位になることは、テニス選手なら誰でも目指すことのできる目標でありながら、
そこにたどり着く難しさを十分に分かっているジョコビッチは、メジャー大会で優勝を目指すことと同様に大きな挑戦の1つとして、このランキング1位でありつづけることについて語っていますね。


この「ツアー・ファイナル」も3連覇がかかるジョコビッチは、結局1セットも落とさずラウンドロビンを勝ち上がりました。



もう一試合、「スタン・ワウリンカ」と「マリン・チリッチ」の試合は、こちらもランキング通りにワウリンカの「6-3, 4-6, 6-3」によるフルセット勝利で、「Group A」2位通過が決まりました。

「ここ数ヶ月の彼のプレーを見てきたが、特にインドアではとても素晴らしいテニスをしていた。
彼を倒すチャンスがあれば、自分のベストの試合をしなければならないだろう。
そうできると思っていたし、相当難しくなるだろうとも思っていた。」

と語ったワウリンカは、準々決勝で錦織選手に敗れた「全米オープン」を制覇したチリッチを倒すことが出来て、とても嬉しい、と満足そうでしたね。


2ndセットをチリッチに奪われ、最終セットもセットカウント「0-2」とリードされた展開からの逆転勝利となりました。

錦織選手と同様、この「ツアー・ファイナル」への初出場だったチリッチは、
「これまで以上のプレーをしたかった。
いい試合をしてシーズンを終えることに集中していた。
だから、今日の自分のプレーには満足しているよ。」

と、ラウンドロビンで「0勝3敗」と一つも勝てないまま、会場を去ることになりましたが、
今年一年、全米オープンのタイトルを含め「4つのタイトル」を獲得した選手ですし、また来年の活躍に期待が持てそうですね!


2014年ツアー・ファイナル-錦織圭のラウンドロビン最終戦はフェレールに!

2014年ファイナルで錦織がフェレールに勝利 「ツアー・ファイナル」の「Group B」もいよいよ最終戦か、と思っていた矢先・・・

錦織選手の対戦相手だった「ミロ・ラオニチ」が右太ももの故障により棄権を申し出ましたねぇ。


ビッグサーバーのラオニチは、錦織選手曰く「あまりやりたくない相手」でもあるだけに、吉と出るか凶と出るか・・という所でしたが、「交代要員」としてスタンバイしていた「ダビド・フェレール」が対戦相手となってしまうと、これはこれで全くタイプの違う選手ですから・・。

錦織選手としてみれば、頭の切り替えが非常に大変だったでしょうね~。

錦織選手と同様、コートを縦横無尽に動き回り、フォアハンド、バックハンドのストロークで勝負してくるフェレールは、ツアー優勝回数がキャリアで21度。

クレーに強いイメージのあるスペイン人選手の中でも、ハードコートにも対応できる力を持っていて、
このファイナルと同じ「インドアコート」の大会でも3度の優勝経験があります。

また、グランドスラムの優勝経験はないものの、「マスターズ1000」では2012年のパリの大会での優勝経験があるいわゆる「ファイタータイプ」の選手ですね。


「補欠要員」と言う表現でフェレールを紹介されてしまうと、あまり強い選手に思えないかも知れませんが、
キャリアでの最高ランキングは3位。

2010年から昨年まで4年連続ツアー・ファイナルへ出場していて、
ファイナル出場経験は5度。

経験も実力も兼ね備えた、強い選手であることに変わりありません。


ただ、今年の錦織選手との対戦で見ると、3度の対戦があり、それはすべて「マスターズ1000」の大舞台。

そして、このファイナルと同じ3セットマッチであるこれらのマスターズの大会3つを、すべて錦織選手が「フルセットで勝利」しているんですね。

つまり、今年の相性は非常にいい相手、ということになります。


しかし、この急遽変更になったフェレールを相手にしても、錦織選手はしっかり勝利を収めてくれました。


2014年ファイナル錦織とフェレールの対戦成績

「ダビドが相手では簡単にはいかない。
彼はベースラインからのプレーが凄く安定していた。
自分が勝つためには、彼のプレーを崩すしかなかった。
2ndセットからは攻撃的に行けたし、最終セットはほぼ完璧だった。」

と、今シーズンの勝利数が自己最高の「55勝」となった錦織選手。

1stセットは、ブレークのチャンスを2度掴みながら、フェレールに奪われ少し嫌な展開でしたが、
2ndセットは第1ゲームで直ぐにブレークできて、流れが変わりましたね。

セットカウント「1-1」となると、最終セットまでもつれた試合に強い錦織選手が、やはりその力を見せてくれましたね。

今年、フェレールに対して4度目の最終セットとなりましたが、このセットを「6-1」で取り、キャリアでも最終セットまでもつれた試合の勝敗が「21勝2敗」とその勝率が「歴代1位」となっています。


「ファーストサーブのミスもなく、良いプレーができていると感じた。
2ndセットの第1ゲームは簡単ではなかったよ。
圭は良いプレーをしていたし、自信を持ってプレーしていた。
最後のセットは少しきつかったけど、圭はどんどんよくなっていった。」

と、今年でキャリア6度目のファイナル出場を1試合のみで終えたフェレールは、錦織選手を称賛していましたね。

「将来性のある選手だ。」

と締めくくったフェレールも今年4敗を喫した錦織選手に対して、来年は”打倒”という思いで向かってくるでしょう。

そして、「Group B」のもう一試合が、フェデラーの圧勝で終わったために、見事に
「錦織選手の準決勝進出」
が決定しました(拍手)


「Group B」2位通過の錦織選手は、おそらく、準決勝の相手が「Group A」1位のジョコビッチとなるでしょうけれども、今年「白・黒」と来ているジョコビッチとの対戦成績。
もちろん、その次に来る色は・・・・
「真っ白」
でしょうね(笑)!


↓錦織圭 VS フェレールのハイライト動画



2014年ツアー・ファイナル-GroupAの2回戦はジョコビッチとベルディヒが勝利!

2014年ファイナルグループA

「Group A」の一回戦で敗者となった両者が戦った「トマス・ベルディヒ」と「マリン・チリッチ」。

ビッグサーバー同士の対決は、経験豊富なベルディヒに軍配が上がりました。


2014年ファイナルベルディヒとチリッチの対戦成績

これで、チリッチに対して「5勝0敗」としたベルディヒは何とか準決勝突破に可能性を残しましたね。


「だんだん良くなってきたよ。
まだベストではないけれどね。
この大会の素晴らしいところは、自分がそうだったように、最初の試合がダメでも、2日間あれば気持ちが高まってきて、全然違うプレーをすることが出来るようになることさ。」

と勝利を噛みしめたベルディヒは、一回戦の「スタン・ワウリンカ」戦後にあった、
「一日の空白」がいい気分転換となったようですね。

最終戦の相手が「ノバク・ジョコビッチ」であることを考えると、このチリッチ戦を落とすわけにはいかなかっただけに、ベルディヒとしては首の皮一枚つなげた、と言ったところでしょう。


一方、敗れたチリッチはこれでファイナルのラウンドロビンで2連敗。

錦織選手と同様に、ファイナル初出場を果たしたチリッチも何とか1勝を上げたいところでしょうが、中々難しいようです・・。


「このレベルでプレーするには、簡単なミスも許されない。
良いプレーができないと、結果は不利になるばかり。
ここで良いプレー、ハイレベルなプレーをしたかったけど、そうすることが本当に難しい。」

と、普段のツアーとは違い、毎試合トップ選手との対戦になるファイナルの重圧に苦しんでいるようです。


チリッチは、準決勝突破がだいぶ難しくなりましたが、最後のワウリンカ戦に向けて何とか1勝を上げてほしいですね。



さて、一方で1回戦の勝者同士の対戦となったジョコビッチとワウリンカ。

こちらも「6-3,6-0」とジョコビッチの圧勝で終わりましたが、これでジョコビッチは
2012年のパリ・マスターズでアメリカの「サム・クエリー」に敗れて以降、一度もインドアコート(ハード、クレー)で敗れていません。


2014年ファイナルジョコビッチとワウリンカの対戦成績

室内の王者とも言えるほど、この環境で強さを見せるジョコビッチに死角はなさそうですね。

「はっきり言ってこうなると思っていなかった。
今日のようなプレーを望んでいたし、この結果が自分を前に推し進めてくれる。
しかし、今日はスタンの調子が明らかに悪かった。
エラーが多く、ファーストサーブの確率も悪かった。
自分の方は、コートのどこからでも安定したプレーができたよ。
コートのカバー、リターン、そしてペースを上手く変えながら、スタンをコートの外に追いやることが出来たと思う。
それは、自分のゲームプラン通りでもあった。」

と語ったジョコビッチ。

ラウンドロビン2勝目で、「年間1位の座」もほぼ手中に収めた感じですね。
ジョコビッチは、今シーズン「Top10選手」に対して、「17勝5敗」。
その内の1敗は、今年初めの全豪オープン準々決勝でワウリンカに敗れたものでした。

それ以来の対戦となった両者でしたが、ジョコビッチがワウリンカに、借りを返した形となりました。


「確かに、自分のベストではなかったよ。
ノバクは良いプレーで、自信を持っていた。
ミスも少なかった。
自分にできることがもっとあった、と思う。
どうしたらいいのか分からなかったよ。
だって、ノバクのプレーはリターンも含めてどれも素晴らしかったから。」

と、2ndセットを1ゲームも取れなかった「全豪覇者」のワウリンカは、この大会フェデラーと共に無類の強さを見せる「ウィンブルドン覇者」のジョコビッチに、為す術がなかったようですね。



さて、最終戦の組み合わせを考えると、ジョコビッチとワウリンカの通過が有利な状況になってきた「Group A」。

順当にランキング上位が勝利を収めている今年のツアー・ファイナルもラウンドロビン最終戦へと突入します!


↓ベルディヒ VS チリッチのホットショット


↓ジョコビッチ VS ワウリンカのホットショット

2014年ツアー・ファイナル-王者フェデラーの貫禄!今シーズン70勝到達!

2014年ツアーファイナルのフェデラー入場

「ツアー・ファイナル シングルス」の「GroupB」

1試合目を勝利した選手同士の対戦となる今回の戦いで、
「ロジャー・フェデラー VS 錦織圭」の今シーズン3度目の戦いが実現しました。

残念ながら、フェデラーに「今シーズン70勝目」を献上したように、
「6-3、6-2」と錦織選手がストレートで敗れてしまいました。
2014年ファイナルフェデラーと錦織の戦績
「自分のゲームは、圭を悩ませ自信を失わせる可能性があると思っている。
でも、それはいつでも出来ることではない。
彼がどんな選手に対しても、ベースラインから優勢に試合を進める姿を過去に何度も見てきたし、圭に勝つことは難しいんだ。
彼が今日うまくいかなかった理由をあげるとすれば、僕の方のサーブも含めた攻撃や守備が良くできていたことかな。
そして、僕がとても良い状態でプレー出来ているという優位性がとても重要で、もしかするとそれが彼の調子を狂わせたのかも知れないね。」

と語ったフェデラー。

本当に1stセットの序盤だけは錦織選手が押している様に見えましたが、フェデラーの集中力がだんだん上がってくるのが、見えるようでしたね。

「ファイナル仕様のフェデラー」とも言うような、経験と実力が合わさったフェデラーは、本当に
「強い」
と思わせるようなプレーを見せてくれました。


次の試合の「アンディ・マレー」が、「ミロ・ラオニチ」に敗れる、もしくはフルセット(3セット)でマレーが勝利した場合は、フェデラーの準決勝進出が確定するところでしたが・・・

マレーは「6-3、7-5」のストレートでラオニチに勝利。


準決勝進出を掛けた勝負は、次の3試合目までもつれることになりましたね。



さて、実は日本のファンには残念なデータがあって、ファイナルの出場が13度目となるフェデラーは、
「これまでラウンドロビンの2試合目に負けた事がない」のです。

つまり、ファイナルに出場すれば、必ず戦うことになるラウンドロビン2回戦はこれまで「12勝0敗」という成績だったのですが、今年のこの2回戦はくしくも錦織選手で、やはりこのフェデラーの波に飲み込まれてしまったことになりました。

しかも、準決勝進出がほぼ手中となったフェデラーは、今年準決勝行きを決めるとキャリアで「12度目」

あの「イワン・レンドル」と並んで最多出場となります。


「33歳のプレーとは思えない。」


試合後に錦織選手がそう語ったように、やはりテニスの王者はファイナルで輝きを増してしまいましたね!


↓フェデラー VS 錦織のホットショット


2014年ツアー・ファイナル-ワウリンカとジョコビッチは共に同スコアで圧勝!

2014年ファイナルグループA

今年、4人いるグランドスラム覇者の内、実に3人がひしめく「GroupA」。

一回戦は、「全豪王者」の「スタン・ワウリンカ」が「トマス・ベルディヒ」と対戦しました。


試合時間は、なんと「58分」。
スコアは、「6-1、6-1」でランキング4位のワウリンカがランキング7位のベルディヒを倒したことになりました。

ワウリンカがこれまで勝利を上げた「Top10」選手の内、「最も取られたゲームが少ない試合」となりました。


おおよその予想では、ワウリンカが有利と見られていましたが、これだけ圧勝するとは思いませんでしたね。


「簡単に勝てるとは思っていなかったよ。
でも、準備はしっかりできていた。
良い準備期間が持てたし、バーゼルやパリでの成績が良くなくても、練習では良い感じだったんだ。」

と語ったワウリンカ。

今年、7人目のTop10選手を倒し、ファイナルは上々の滑り出しとなりました。


「不運にも、今年一番悪い試合をしてしまった。
ここからがスタートだと思って集中するよ。
良いところが何もなかったけど、まだ戦えるんだし、良いプレーが出来るようにがんばるよ。」

と敗戦したベルディヒも次戦に向けて気をひきしめたようですね。



一方、二回戦は「ウィンブルドン王者 VS 全米王者」の対戦となりました。

なんとこちらもスコアは、「6-1、6-1」でジョコビッチが完勝。

「ツアー・ファイナル」の4度目のタイトル獲得に向かうジョコビッチは、一回戦の試合よりも早い「56分」で試合を終えてしまいました。

「ストレートで勝てたことで、大会中の休息が多目に取れるね。」

と、余裕のコメントのジョコビッチは、これで「インドアコート28連勝」

チリッチとの対戦成績も「11勝0敗」と、今だ負け知らずとなりました。


「今日のノバクがあまりにも凄かった。
自分は、コートで少し自信を失っているよ。
下手だなぁ、うまくボールを処理できていない。
特にノバクと対戦する時は、いつでも難しいし、良いプレーができなければ勝利を手にすることはできない。」

と、正に完膚無きまでに叩かれてしまった感じとなってしまいました。


これで、ジョコビッチは今年対戦したTop10選手を16人倒したことになります。

それにしても、ファイナルでは相変わらず強い・・というか、フェデラーもそうであるようにギアが三段階ぐらい上がったような感じになりますね。

“手も足も出ない・・”
というのは、こういうことかもしれません(^_^;)


ジョコビッチは、2012年、2013年と完勝によるファイナル制覇を果たしているため、
このチリッチ戦勝利で、「ファイナル11連勝」
となりました。


一体、誰がジョコビッチを止めるのか・・いや、止めることは不可能なのか・・。


両グループとも、ランキング上位4人が順当に勝利し、いよいよファイナルも3日目へと突入します。


↓ワウリンカ VS ベルディヒのホットショット


↓ジョコビッチ VS チリッチのハイライト動画


2014年ツアー・ファイナル-フェデラーがまず1勝!

2014年ファイナル初戦のフェデラーきらきら

錦織選手と2回戦を戦うことになったのは、1回戦で「ミロ・ラオニチ」をストレートで倒した「ロジャー・フェデラー」となりました。


今回が13度目のファイナル出場となったフェデラーは、先週の「パリ・マスターズ準決勝」で敗れた相手との初戦で、「6-1、7-6(0)」と、やはり格の違いを見せつけた感となりましたね。


「1セット半ぐらいはよくできたかな。
シンシナティやウィンブルドンでラオニチと戦ったときのような良いスタートが切れたからね。
1stセットの最初のゲームでブレークすることが出来たし、自分のブレークのピンチはしのいだしね。」

と語ったフェデラーは、1stセットで自分のサービスゲーム時に失ったポイントはたったの4つ

自身が放ったウィナーも6本がフォアハンドと、圧倒的な試合展開で1stセットを取りましたね。


2014年ファイナルフェデラーとラオニチの戦績

「彼がパリの時のような良いプレーができていなかったから助かったよ。
特に強いサーブを持っている相手には、序盤からこちらのショットで崩せない。
だからこれ(1stセットの第1ゲームでのブレーク)が決定的な勝因だと思うし、2ndセットは最後にあのような終わり方ができて嬉しいよ。」

と、試合の締めくくりとなった2ndセットのタイブレーク7ポイント連取は、さすがに大きかったようですね。

これでフェデラーは、今年69勝目
2012年以来の「70勝超え」も見えてきましたね。



一方、ラオニチも要所でフェデラーにベースラインよりも後ろでプレーさせるなど、
良いプレーを見せましたが、対戦成績でも分が悪いフェデラー相手に相当苦戦する結果となってしまいました。
「本当に残念だよ。2ndセットの終わり方は・・・。
負けて相当自分に腹が立っているよ。
自分に活を入れて、冷静に考えなければならないね。」

と、先週パリでのフェデラー戦初勝利で、きっかけを掴んだラオニチにとっては、
痛い敗戦となってしまいました。

これで両者の対戦成績は、ラオニチの「1勝7敗」。


中々、フェデラーの牙城を崩すことができませんね。



さて・・
順当に初戦を勝利したファイナル常連のフェデラーは、過去6度の優勝を誇りますが、2009年からロンドンでファイナルが開催されるようになってからは2010年と2011年の2度優勝しています。


■フェデラーのツアー・ファイナル優勝年と開催場所

●2003年(開催場所:ヒューストン)
対戦相手:アンドレ・アガシ

●2004年(開催場所:ヒューストン)
対戦相手:レイトン・ヒューイット

●2006年(開催場所:上海)
対戦相手:ジェームス・ブレーク

●2007年(開催場所:上海)
対戦相手:ダビド・フェレール

●2010年(開催場所:ロンドン)
対戦相手:ラファエル・ナダル

●2011年(開催場所:ロンドン)
対戦相手:ジョー=ウィルフリード・ツォンガ


そして、今回でロンドン3度目の決勝を目指すフェデラーの前に、
いよいよ日本のエースが立ちはだかります!!




2014年ツアー・ファイナル-錦織圭がマレーを超越!

2014年ファイナル初戦突破の錦織

2014年のツアーファイナル。

初日の「デイ・セッション」に登場した日本の錦織選手は、シングルス選手達の先陣を切って会場の「O2アリーナ」に登場となりました。

初戦の相手となった、地元イギリスの「アンディ・マレー」とは、本当に久々の対戦となりました。


錦織VSマレーの対戦成績

最後に戦ったのは、2013年の年始に行われた「ブリスベン国際」以来ですから、実に2年近くこの両者は対戦がなかったんですね~。


錦織VSマレーのファイナル対戦結果

サーブが速い上に、ラリーで粘ってからここぞというショットを放ってくるマレーは、ラリー戦となった時に、錦織選手と似たようなプレースタイルとなります。

錦織選手にとっては、マレーにサービスエースをいくつか取られるのは分かっていたでしょうし、
試合序盤の堅さも加わって、試合全体で「ファーストサーブ」の確率が50%を下回りました。

ダブルフォルトの数もいつもよりだいぶ多くなってしまいましたが、ラリーになったときに、あのマレーが翻弄されているように見えるなど、錦織選手が徐々にペースを上げていきました。

「始めはちょっと堅くなった。
でも、だんだんと特に2ndセットでは自信が回復してきた。
本当に良くできたと思う。
自信を持ってプレー出来たことに少し驚いてもいる。
次の試合も楽しみたい。」

と語った錦織選手。

今シーズン、自己最高を更新する「53勝目(12敗)」を上げ、決勝ラウンド進出に一歩前進しましたね。


一方、ここ6週間で3度のタイトルを獲得し、ラストスパートでこの「ツアー・ファイナル」に7年連続出場を決めたマレーは、

「今日は、サーブが良くなかった。
いつもの自分と大きな違いさ。
圭は、多くのポイントを決めたが、特に僕のセカンドサーブの時に決めていたね。
お互い、試合序盤は苦労したけど、圭は1stセットの終盤はだんだん良くなっていったし、それが自信を持ったプレーにもなったんだろう。」

と語っていましたね。

1時間36分の試合で完勝となった錦織選手。

さて、次の対戦相手は、同じく順当に初戦を勝ち上がった「ロジャー・フェデラー」となりますね。


錦織とフェデラーの対戦成績

トータル「2勝2敗」の五分となっているフェデラーと、今年なんと3度目の対戦となるんですね。
ソニー・オープンは「アウトドアハードコート」、そしてハレは「グラスコート」。

今回は「インドアハードコート」で球足もそれほど速くないですから、ラリー戦となれば十分錦織選手に勝機はあります。


もちろん、フェデラーに勝利すると決勝ラウンド1番乗りとなります。

今年一年間見せてくれた強さを初戦で披露した錦織選手ですから、海外メディアに「フェデラー有利」とは言わせたくないですね!!

↓錦織圭 VS マレーのハイライト動画